現地９月26日に行なわれたリトアニア・Aリーガの第30節、スードゥバの本田圭佑がバンガ戦で新天地デビューを飾り、いきなりゴールを決め、４-０の大勝、そして３連勝に貢献した。

　キャリア10個目の在籍クラブとなったスードゥバでスタメンとして本拠地ハイクビジョン・アレーナに初お目見えした背番号３の日本人は、右サイドに陣取って前半から積極的にゴールを狙い、何度かチャンスを迎えた後の64分、ジョルダン・ヌコロロの浮き球のパスを受け、胸トラップの後、寄せる相手DFと飛び出したGKのタイミングをずらすかのようなシュートをゴール左隅に流し込み、チームに２点目をもたらした。

　メルボルン・ビクトリー時代、ボタフォゴ時代に続いてデビュー戦ゴールを記録し、75分までプレーしてベンチに退いた35歳は、「得点のチャンスを狙っていましたが、幸運にもうまくいきました。このチームに加入してから、サポートしてくれたみんなに感謝します。デビュー戦を迎えられてとても嬉しく思います」と喜びを表わしながらも、「シーズンの終わりまでまだ重要な大事な試合は幾つもあります」と語って気を引き締めた（『diena.it』より）。
  　ビクトル・バサドレ監督からも「彼のことは良い選手だと考えていたし、今日も良いプレーを見せてくれた。今後も着実に、より貢献度を高めてもらいたい」と労いの言葉を受けた本田に対して、地元メディアも軒並み高い評価を与えており、『LRT』は「本田がついにスードゥバのユニホームを着てデビュー。彼のいきなりのゴールも含め、マリヤンポレのチームが圧倒的な勝利を収めた」と報じた。

　この試合の３日前に行なわれた国内カップ戦でスードゥバがザルギリスに０-１で敗れた際に「本田はスタンドで観戦したが、ピッチ上ではチームが彼のサポートを必要としていた」と綴った『diena.it』は、「リトアニアを騒然とさせた日本のサッカースターがスードゥバでデビューし、すぐに格の違いを見せつけた。おそらくリトアニアのリーグを制するであろうチームで、彼はデビュー戦でのプレーを楽しんだ」と報じた。