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海外サッカー

アグエロ、不整脈で最低でも3か月の離脱…米メディアはカシージャスの心臓疾患への取り組みに注目

THE DIGEST編集部

2021.11.04

アクシデントに見舞われたアグエロ。早期回復を祈るばかりだ。(C)Getty Images

アクシデントに見舞われたアグエロ。早期回復を祈るばかりだ。(C)Getty Images

 現地時間10月30日に行なわれたラ・リーガ第12節のアラベス戦で、バルセロナのFWセルヒオ・アグエロが前半の終盤、突然胸を押さえてピッチに座り込んでしまい、フィリッペ・コウチーニョと交代するというアクシデントが起こった。

 今季、マンチェスター・シティからバルサに新天地を求め、長い負傷離脱を経て10月に復帰。ここまで公式戦4試合でプレーし、3日前のラージョ・バジェカーノ戦でようやく初スタメン入り(フル出場)を果たしたばかりの33歳には、ここから助っ人としての活躍が期待されていたが、搬送された病院での検査の結果、不整脈が起きたことが明らかとされ、クラブは最低でも3か月は戦線を離れることを発表している。

 ロナルド・クーマン監督の解任を受け、暫定ながらバルサBからトップチームの監督に昇格した、現役時代はドリームチーム時代の一員でもあったセルジは、チャンピオンズ・リーグのディナモ・キエフ戦(11月2日開催)の前日会見でアグエロについて言及し、「昨日、彼と話をしたが、病室で安静にしていなければならないものの、容態は落ち着いている」と明かした。
 
 アグエロ自身もSNSで「僕は大丈夫だ。回復へのプロセスに向けて、元気いっぱいだ。これだけのサポートと愛情に満ちたメッセージを送ってくれた人たちに感謝をしたい。これらが、僕のハートをもっと強くする」と投稿している。

 そんな彼に対しては、パートナーのソフィア・カルゼッティが「今日はこれまで以上にあなたを愛している」、バルサのチームメイトであるセルヒオ・ブスケッツは「頑張れ、クン」、マンCのエメリク・ラポルトが「兄弟、元気になれよ」とSNSで激励。またライバルチームからもメッセージは届き、レアル・マドリーのルカ・モドリッチは「早い回復を祈っている。君にハグを」、マンチェスター・ユナイテッドのダビド・デ・ヘアも「いつも君とともに」と、それぞれ投稿した。

 心臓の疾患ということでは、今夏に開催されたEURO2020で、デンマーク代表MFのクリスティアン・エリクセンがフィンランド戦の途中に昏倒、心停止を起こして病院に搬送されるという衝撃的な事件が起きたことが記憶に新しい。その後、彼は回復を見せているものの、イタリア・サッカー界での復帰は難しいとされ、イングランドでのキャリア再開を模索し始めていると報じられたが、このような選手の健康リスクに対する関心は世界的に深まっている。
 

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