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海外サッカー

守備に忙殺された南野拓実は「存在感なし」…地元紙は「2月のFAカップがラストチャンス」と報道

THE DIGEST編集部

2022.01.25

60分から途中出場した南野に見せ場はなかった。(C)Getty Images

60分から途中出場した南野に見せ場はなかった。(C)Getty Images

 現地時間1月23日、プレミアリーグ第23節が行なわれ、リバプールは3-1でクリスタル・パレスを下し、リーグでは今年初の連勝を飾った。

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 代表ウィークによるリーグ中断前の最後の一戦、序盤から攻勢に立った「レッズ」は、8分にはCKからフィルジル・ファン・ダイクのヘッドで先制し、さらに32分、怪我から回復したアレックス・オクスレイド=チェンバレンがペナルティーエリア内で落ち着いたボールコントロールからゴールネットを揺らして加点。55分に1点差にされてからはやや流れが悪くなったが、終了間際にディオゴ・ジョッタが倒されてVAR検証の末にPKを獲得、これをファビーニョが確実に決めてダメを押した。

 アフリカネーションズ・カップに出場しているモハメド・サラー、サディオ・マネを欠いての最後のリーグ戦となる(はず)の今回のアウェーマッチ、現地メディアの間では南野拓実の今季リーグ初スタメン入りが予想されていたものの、試合開始時の前線にはロベルト・フィルミーノ、ジョッタ、オクスレイド=チェンバレンが並び、日本人アタッカーにユルゲン・クロップ監督から声がかかったのは、60分になってからだった。
 
 オクスレイド=チェンバレンに代わって右サイドに入った南野だが、なかなかボールが彼に渡ることはなく、もっぱら前線でのチェイシングが主な仕事となり、攻撃で目立ったプレーはないまま試合を終えた。英国の日刊紙『The Guardian』は「クロップ監督は試合を落ち着かせようとミナミノを投入したが、実際のところ彼にできることはほとんど何もなかった」と綴り、指揮官が「ジキルとハイドのようなサッカー」と表現した変化の激しいチームのプレー中では、特筆すべき働きはなかったことを示した。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点の「6」を与えたが、英国公共放送『BBC』での視聴者投票による採点がチーム最低の「6.20」だったのは、やはり攻撃面で全く存在感を示せなかった(そのチャンスもなかった)からだろう。リバプールの地元紙『Liverpool Echo』も同じく採点「6」で、寸評では「求められるインパクトを与えることができなかった」とネガティブに評している。
 

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