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日本代表

日本代表のサウジ戦快勝に各国メディアの反応は?殊勲者の伊東純也には所属クラブが「この戦士を誇りに思う」

THE DIGEST編集部

2022.02.02

1ゴール・1アシストで勝利を手繰り寄せた伊東は、圧倒的なスピードでサウジを圧倒した。(C)Getty Images

1ゴール・1アシストで勝利を手繰り寄せた伊東は、圧倒的なスピードでサウジを圧倒した。(C)Getty Images

 2月1日、カタール・ワールドカップのアジア最終予選が行なわれ、グループBでは2位の日本代表が首位サウジアラビアを2-0で下し、5連勝を飾った。

【関連動画】伊東純也の突破から南野拓実が豪快弾!主導権を握ったサウジ戦の先制点をチェック

 予選突破に向けて、大きな山場のひとつであるサウジ戦。埼玉スタジアムでの一戦は、ホームチームが序盤から積極的に仕掛けてチャンスも作る。32分、伊東純也が走り勝って右サイドを突破してクロスを入れると、大迫勇也のスルーから南野拓実が相手DFをかわしてシュートを決めて先制。その後も主導権を握った日本は、後半開始から5分、長友佑都の横パスを受けた伊東がワントラップから右足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺して勝利を引き寄せた。

 試合後、森保一監督は「選手やスタッフがこの一戦に向け、それぞれ最善の準備をしてことで、ピッチラインに良いエネルギーを作れた。選手たちは練習の時から本当に良いコミュニケーションを取っており、それがピッチ上でも活きた」とチーム全体の労をねぎらい、一方、主力の怪我など不利な状況下で今予選初黒星を喫したサウジのエルベ・ルナール監督は「勝利に相応しい内容だった」と潔く日本のプレーを称えた。
 
 アジア・サッカー連盟(AFC)の公式サイトは日本の勝利を、森保監督のコメントを引用して「良い準備をした日本が報われる」と伝え、殊勲の伊東を「日本のスターマン」と表現。「右サイドからの突破でミナミノの先制点を引き出し、後半には相手ゴールの上隅に“雷”を落とし、2点のリードをもたらした」と綴るとともに、彼の「自分のゴールでチームの勝利を助けられて嬉しい」というコメントを紹介している。

 勝てば本大会出場決定だったサウジのメディアでは、日刊紙『Okaz』が「W杯予選への道における最初のつまずき。グリーン(サウジ)はセーフティーポイントを失った」と題した記事で、自国がプレーメーカー不在でシステムを4-3-3に変更して臨んだが、日本はこれを攻め込み、交代選手も次々に好パフォーマンスを見せて、サウジのゴールを許さず、2点のリードを守り切ったと報じた。

『Al Watan』も日本戦の敗北を伝えたが、こちらは「日本のことは忘れて中国で希望を」と綴ったように、次戦でアウェーマッチとはいえ、すでに敗退が決まっている格下相手に勝てばいいという余裕や楽観的姿勢も感じさせた。『Al Jazirah』は日本の圧力に負けて下がってしまったことを敗因として挙げ、対戦相手を「チームとして最高であり、選手たちの攻撃での動きも最高だった」と称賛する一方で、「韓国の審判団は、日本に対して寛容だった」と判定への不満も垣間見せた。
 

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