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「フルハシの復帰は鍵だ」専門メディアがセルティック優勝のキーマンに古橋亨梧を指名!疲労度が増すチーム状況に「自信を与える」

THE DIGEST編集部

2022.03.01

3月下旬の復帰が見込まれる古橋。その非凡な得点力を再び発揮してチームの勝利に貢献したい。(C)Getty Images

 セルティックは2月27日のハイバーニアン戦を0-0で引き分け、昨年12月26日から続いていた連勝が8で止まった。この試合、日本人プレーヤーでは前田大然、旗手玲央がフル出場を果たすもチームは得点を奪えず、リーグ戦では9試合振りの無得点で終えている。

 ドローという結果だったものの、2位につけるレンジャーズが同日のゲームでマザーウェルと2-2で引き分けたことで、勝点差3のままでセルティックはリーグ首位を維持している。

 リーグ戦も残りわずかとなっており、さらに来月には直接対決も行なわれる中、2強によるリーグチャンピオンへの争いはさらに熾烈さを極めていくことは確かだ。そして、現地メディアではセルティックの今後の戦いにおけるキーマンとして、一人の選手の名前を挙げている。

 セルティックの情報を発信する『The Celtic Way』では、シーズン最終盤の戦いへ向かうセルティックの現在のチーム状態にフォーカスしている。その中で「最近の試合でのセルティックは、最後の追い込みに向けて疲れが見えてきている。水曜のセント・ミレン戦、日曜にもリヴィングストン戦と、試合は休むことなく続く」と、連戦を戦うチーム全体の疲労度の高さを指摘した。
 
 さらに「(2月2日の)レンジャーズ戦の勝利と圧倒的なパフォーマンスで明らかになった、チームの周りの火花と活気は、まだ本当に根付いていない」と述べた上で、日本人選手についても「レオ・ハタテ、ダイゼン・マエダ、ヨウスケ・イデグチはすでにJリーグでフルシーズンをこなしてきた。この段階で足下がおぼつかないように見えるのは、不思議なことではない」と、3選手のコンディションにも言及している。

 その上で、「キョウゴ・フルハシの復帰は鍵となるだろう。完全にフィットする前に復帰を急ぐ意味はあまりないが、彼の復帰が自信を与えてくれるのは理解できる」として、現在負傷により戦列を離れている古橋亨梧の必要性を説いた。

 加えて「彼がセルティックにもたらしたエネルギーを考えると、サポーターがピッチに戻るのを待ち望んでいるのは必然的なことだろう」と、残りシーズンでの戦力として重要度を強調している。

 一部報道では3月下旬の復帰が見込まれると伝えられている古橋。欧州に渡った初のシーズン、最終盤でピッチに立ちサポーターの期待に応えるとともに、チャンピオンとして締め括ることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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