専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

「日本を過小評価してはいけない!」ドイツ代表OBが森保ジャパンへの“楽観視”を危惧!「4年前に韓国に負けたんだ」

THE DIGEST編集部

2022.04.03

4年前のロシアW杯で韓国に敗れ、決勝トーナメント進出を逃したドイツ。それだけにふたたび相対するアジア勢との対決には危機感を募らせるOBたちがいる。(C)Getty Images

4年前のロシアW杯で韓国に敗れ、決勝トーナメント進出を逃したドイツ。それだけにふたたび相対するアジア勢との対決には危機感を募らせるOBたちがいる。(C)Getty Images

 いわゆる“死のグループ”では、いかなるチームも油断は禁物だ。現地時間4月1日にドーハで開催されたカタール・ワールドカップ(W杯)本大会の組分け抽選会で、ポット3の日本は、スペイン、ドイツ、そして大陸間プレーオフ(コスタリカvsニュージーランド)の勝者と同組のグループEに入った。

 単純な実力差を考えれば、欧州の2か国が優位に見える同グループ。それだけに海外メディアの多くは、森保ジャパンの不利を伝えている。ドイツの日刊紙『Bild』に至っては、「最初の壁は準々決勝。ブラジルと2014年ワールドカップ準決勝の再戦になる可能性がある」と楽観的に伝えている。

 もっとも、ドイツに全く危機感がないわけではない。4年前のロシアW杯のグループ最終戦で韓国代表に0-2で敗れ、史上初の予選敗退の憂き目にあった。それだけに、多くの識者がふたたび巡ってきたアジア勢との戦いに強い警戒を口にしているのだ。

 かつてバイエルンでも活躍した元ドイツ代表MFのバスティアン・シュバインシュタイガー氏は、国内の公共放送『ARD』の中継内で、「もっと難しいところにいたかもしれないことを考えたら良い組だと思うね」と語ったうえで、次のように分析している。
【動画】ドイツを奈落の底に落とした一撃。ソン・フンミンのゴラッソシーン

「スペインは本当に強い。彼らは信じられないほどのクオリティーを持っていて、若い選手と経験豊富な選手がうまく融合されているね。結果は我々次第になると思う。そして、日本も過小評価はできない、もちろん絶対に倒さなければならないけどね」

 同じく元ドイツ代表MFのディトマール・ハマン氏も「日本は侮ってはいけない」と危惧するひとりだ。代表戦士として59キャップを数える往年の名手は、独衛星放送『Sky Sport』の番組内で、熱く持論を展開した。

「かなり良い抽選結果ではある。アフリカ勢が多くいたポット4がコスタリカかニュージーランドになって、グループの戦いは優位になった。ただ、日本人を過小評価してはいけない。前回のワールドカップで韓国に負けたとき、我々は痛い目に遭っただろう。だから、何事も甘く見てはいけないんだ!」

 大会初戦で激突する日本に早くも警戒を強める。そんな“本気”のドイツとのマッチアップは、興味深いものになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「日本は落胆している」スペイン&ドイツと同組の森保ジャパンの組分けに韓国紙も反応!「16強の可能性は低い」

【関連記事】「カタールW杯に出場できないベスト11」を各国メディアが選定! サラー、ハーランドにイタリア勢ら世界的スターがズラリ
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号