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日本代表

浅野拓磨は「夢のゴール」で殊勲者に! 独メディアは「フリック代表監督が特別な関心を抱いたかも」とW杯を意識

THE DIGEST編集部

2022.04.04

味方からのパスにいち早く反応し、鮮やかなゴールをねじ込んだ浅野。その出色のパフォーマンスには、賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

味方からのパスにいち早く反応し、鮮やかなゴールをねじ込んだ浅野。その出色のパフォーマンスには、賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 現地時間4月2日に行なわれたブンデスリーガ第28節で、ボーフムはホッフェンハイムに2-1で勝利。日本代表FWの浅野拓磨は、全ゴールを挙げ、最高の殊勲者となった。

 欧州カップ圏内につける強敵相手のアウェーマッチで、先発した浅野は28分に、GKマヌエル・リーマンからのロングパスを敵陣左サイドで受けると、カットインして右足を一振。ボールは地を這いながらゴール左隅に突き刺さった。

 チームは54分に追いつかれるも、その5分後、リーマンからのキックを競っていた相手DFが後逸したところで素早く浅野が縦に抜け出して独走。相手GKとの1対1を落ち着いて制し、決勝点を挙げた。

 今季3点目を挙げ、自身のSNSではジャガーポーズの画像を公開するとともに「やっとこれが見せられた」と投稿した日本代表FWは、またチームの公式サイトを通して「強いチーム相手の勝利で、素晴らしい気分です。僕は2つのゴールでチームに貢献できました。これ以上ない結果です。僕はいつも、100%の力を注いでゴールを狙っています。上昇するための貴重な勝点3ですが、これで終わりではありません。我々の目標のために、今後も全力を尽くす必要があります」とコメントを残している。

 一方、ボーフムは、「なんて美しいゴール! ただ大胆に、素晴らしい個人プレー。正確にゴール左隅にヒット」「アサノのドッペルバック! リーマンの素早く正確なアサノへのキックで、我々の日本人選手は相手の最後のマーカーに競り勝ち、相手GKオリバー・バウマンに神経を擦り減らすことを強いた」と称賛を込めてレポート。ブンデスリーガ公式サイトは「アサノが前後半のゴールで昨季の2部リーグ王者に勝利をもたらし、ボーフムは1部残留に大きく前進した」と称えた。

 現地メディアも浅野を称賛し、サッカー専門誌『Kicker』は「リーマンのアシストによる浅野の夢のゴール」「パワフルなロングショット。リーマンからの素晴らしいパスの後、浅野は左からカットインし、20メートルの位置から落ち着いてゴールを沈めた」と報道。この試合の最高殊勲者にも、日本代表FWを選出している。

 また、前日のカタール・ワールドカップ組み合わせ抽選会で、ドイツと日本が初戦で対決することが決定したこともあり、W杯を意識した報道も少なくない。とりわけ、この一戦をドイツ代表監督のハンジ・フリックが観戦したため、独放送局『sport1』は「フリック監督が見守るなかで、日本代表の浅野が力強く2ゴールを決めた」と報じ、「彼ははるかに良い仕事を果たし、注目に値するゴールを決めて、この日のヒーローになった」と賛辞を贈った。

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