チェルシーによる電撃的なグレアム・ポッター監督の引き抜きで、シーズン序盤にして体制の立て直しを余儀なくされたブライトン。当面はU-21監督だったアンドリュー・クロフツが指揮権を引き継ぎ、また5人のコーチが抜けたスタッフ陣の穴埋めのために、アダム・ララーナが選手兼コーチを務めることも発表されている。
正式な後任の候補には、ボデ・グリムトのヒュティル・クヌートセンや、現在フリーのロベルト・デ・ゼルビなどといった複数の名前が挙がっているが、2019年から指揮を執り、好チームを作り上げてきたポッター監督の離脱がチームにいかなる影響や変化を与えるのかが気になるところである。
そして、今後の新体制においてのチーム作り、選手起用も注目されるところであり、とりわけ今夏にブライトンに合流(昨季加入でベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル)したばかりの三笘薫のプレー機会がどうなるのかが興味深い。ポッター監督の下では、ここまで公式戦5試合に出場し、スタメン入りは1試合(カラバオ・カップ2回戦のフォレスト・グリーン戦)のみで、総プレー時間は124分間に止まっている。
ベルギーでは無双状態で、チームにとって必要不可欠な存在だったアタッカーにとっては、プレミアリーグの厳しさとレベルの高さを思い知る形となっているが、この世界最高峰リーグにおいても、彼は出場したわずかな時間で存在感を示し、高い評価を得ている。
ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は、8、9月の所属全選手の「パワーランキング」を発表。これは、同サイトが各試合で行なっている採点から算出した数値によるものであり、三笘は「31.32」で全体の13位となっている。
やはり、主力ではなく、出場機会が限定的であることが、この順位の要因だが、寸評では「うーん、我らのミトマ! プレミアリーグでは交代選手としての出場に限られているが、プレーした試合では、ボールを持って敵陣を突き進むという強い意欲を持って臨み、全てのアルビオンのチームメイトとは違うものを提供した」と賛辞を贈った。
【動画】プレミアリーグでも躍動!三笘薫が敵陣に突き進むドリブル(3分11秒~) また、彼が与えたインパクトの強さを表わすものとして、「2節ニューカッスル戦(18分間プレー)、5節フラム戦(28分間)では、30分間もピッチに立っていないというのに、チームで2番目に高い採点を得ることとなった」と紹介。ちなみに、アレクシス・マック・アリステル(前述のパワーランキングでも1位)に次ぐ「6.33」を獲得したフラム戦での寸評では、「彼の率直さと相手DFをかわす方法は、新鮮な空気の息吹だ」と評している。
このフラム戦は1対2で初黒星を喫したことで、同メディアは「(敗戦により)ポッター監督がメンバーの入れ替えを受け入れられるようになった中で、三笘が次節(レスター戦)スタメンの座を獲得するのに十分なものを見せられたのかが興味深い」と綴っていたが、残念ながらレスター戦では試合展開の関係で、日本人選手に出番は最後まで訪れなかった…。
左サイドには、レアンドロ・トロサール、ペルビス・エストゥピニャンら手ごわいライバルが多く存在し、定位置争いの熾烈さは、監督が誰であろうと変わることはないが、限られた出場機会の中で十分なインパクトを残した25歳の日本人アタッカーに、チーム体制の変化が良い方向に作用することを期待したい。
プレミアリーグはエリザベス女王の逝去によって多くの試合が延期となり、ブライトンの次節は10月1日(リバプール戦)まで待たなければならない。その間、三笘は日本代表の一員として、ドイツ・デュッセルドルフでアメリカ(23日)、エクアドル(27日)と戦う予定となっているが、ここでも好パフォーマンスを披露し、気持ち良くブライトンに再合流したいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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正式な後任の候補には、ボデ・グリムトのヒュティル・クヌートセンや、現在フリーのロベルト・デ・ゼルビなどといった複数の名前が挙がっているが、2019年から指揮を執り、好チームを作り上げてきたポッター監督の離脱がチームにいかなる影響や変化を与えるのかが気になるところである。
そして、今後の新体制においてのチーム作り、選手起用も注目されるところであり、とりわけ今夏にブライトンに合流(昨季加入でベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル)したばかりの三笘薫のプレー機会がどうなるのかが興味深い。ポッター監督の下では、ここまで公式戦5試合に出場し、スタメン入りは1試合(カラバオ・カップ2回戦のフォレスト・グリーン戦)のみで、総プレー時間は124分間に止まっている。
ベルギーでは無双状態で、チームにとって必要不可欠な存在だったアタッカーにとっては、プレミアリーグの厳しさとレベルの高さを思い知る形となっているが、この世界最高峰リーグにおいても、彼は出場したわずかな時間で存在感を示し、高い評価を得ている。
ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』は、8、9月の所属全選手の「パワーランキング」を発表。これは、同サイトが各試合で行なっている採点から算出した数値によるものであり、三笘は「31.32」で全体の13位となっている。
やはり、主力ではなく、出場機会が限定的であることが、この順位の要因だが、寸評では「うーん、我らのミトマ! プレミアリーグでは交代選手としての出場に限られているが、プレーした試合では、ボールを持って敵陣を突き進むという強い意欲を持って臨み、全てのアルビオンのチームメイトとは違うものを提供した」と賛辞を贈った。
【動画】プレミアリーグでも躍動!三笘薫が敵陣に突き進むドリブル(3分11秒~) また、彼が与えたインパクトの強さを表わすものとして、「2節ニューカッスル戦(18分間プレー)、5節フラム戦(28分間)では、30分間もピッチに立っていないというのに、チームで2番目に高い採点を得ることとなった」と紹介。ちなみに、アレクシス・マック・アリステル(前述のパワーランキングでも1位)に次ぐ「6.33」を獲得したフラム戦での寸評では、「彼の率直さと相手DFをかわす方法は、新鮮な空気の息吹だ」と評している。
このフラム戦は1対2で初黒星を喫したことで、同メディアは「(敗戦により)ポッター監督がメンバーの入れ替えを受け入れられるようになった中で、三笘が次節(レスター戦)スタメンの座を獲得するのに十分なものを見せられたのかが興味深い」と綴っていたが、残念ながらレスター戦では試合展開の関係で、日本人選手に出番は最後まで訪れなかった…。
左サイドには、レアンドロ・トロサール、ペルビス・エストゥピニャンら手ごわいライバルが多く存在し、定位置争いの熾烈さは、監督が誰であろうと変わることはないが、限られた出場機会の中で十分なインパクトを残した25歳の日本人アタッカーに、チーム体制の変化が良い方向に作用することを期待したい。
プレミアリーグはエリザベス女王の逝去によって多くの試合が延期となり、ブライトンの次節は10月1日(リバプール戦)まで待たなければならない。その間、三笘は日本代表の一員として、ドイツ・デュッセルドルフでアメリカ(23日)、エクアドル(27日)と戦う予定となっているが、ここでも好パフォーマンスを披露し、気持ち良くブライトンに再合流したいところだ。
構成●THE DIGEST編集部
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