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「ピッチ内外で模範となる」長谷部誠の“キャプテンシー”を独メディアが称賛! CLでの活躍も「未知の領域ではない」

THE DIGEST編集部

2022.10.01

フランクフルトの長谷部誠は38歳となった現在でもピッチ内外で絶大な影響力を与えている。(C) Getty Images

 フランクフルト在籍9年目を謳歌する長谷部誠は、今季ここまで公式戦6試合に出場している。チャンピオンズリーグ(CL)では全2試合をプレーし、9月13日のマルセイユ戦では先発フル出場を果たし、1対0で勝利に貢献すた。

 さらに4日後に行なわれたブンデスリーガ第7節のシュツットガルト戦でも先発メンバーに名を連ねた38歳は、今月に実施された日本代表のドイツ遠征にも合流。練習を視察しながら選手への助言も行なう「異例」ともいえるチーム帯同でも話題となった。

 代表キャプテンを長く務めていた実績もある長谷部の人間性が高く評価されてきていることは周知の事実だ。ドイツで16シーズン目を迎えて「皇帝」という異名も定着した38歳の影響力は依然として絶大だ。

 無論、ドイツ・メディアからも彼のキャプテンシーを称える声は後を絶たない。リーグ戦再開を前にサッカー専門サイト『Fussballeck』では、長谷部の特集記事を配信。その中で、これまでのキャリアに賛辞を贈っている。
 
 同メディアは「ブンデスリーガの最年長選手は、今も靴ひもを結んでいる。マコト・ハセベは、ブンデスリーガのレジェンドになりつつある。この38歳ほど多くの賞を獲得している人は、ごくわずかだ。ヴォルフスブルクではドイツ選手権、フランクフルトではDFBカップとヨーロッパリーグ(EL)を制覇した」としてドイツでの功績を絶賛。

 また、今年5月のEL決勝レンジャーズ戦にも触れ「EL決勝では、0対1でリードされた場面で投入されたハセベは、すぐにチームに落ち着きをもたらしチームを勝利に導くことができた」と振り返り、「今季は3バックラインのリベロとして、いよいよアイントラハトでCLに出場することになったが、彼にとって決して未知の領域ではない」と、大舞台への期待を綴った。

 そのうえで「ハセベは常に高いモチベーションでトレーニングに取り組んでいる。ピッチの内外で模範となる人物であり、まだ靴を脱ぐには早い。ハセベがこの調子でいけば、何でも実現可能だ」と、今後もトップレベルでのプレーが可能であると主張している。

 同メディアの評価からも、これまで様々な場面で最も頼られてきたプレーヤーであることは明らか。今後もその経験を活かし、クラブ、さらには日本代表にも、どのような形で貢献していくのか。興味深く見守りたいところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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