Jリーグ・国内

ポドルスキはケルン復帰?生まれ故郷のポーランドからのオファーも

サッカーダイジェスト編集部

2019.11.28

2017年夏から神戸に所属しているルーカス・ポドルスキ。神戸の退団は濃厚か。(C)Getty Images

 2017年7月に鳴り物入りで神戸に加入したルーカス・ポドルスキだが、日本を離れる時が近づいているのかもしれない。

 リーグ11試合で2得点。今季のこの成績を考えれば、クラブから決別という判断を下されても致し方ない。今年4月まで指揮を執ったフアン・マヌエル・リージョ元監督の下では定位置を確保していたが、6月に真珠腫性中耳炎を発症し、手術のためドイツに一時帰国。約4か月もの長期離脱を強いられた。全体練習に復帰後も、外国人枠の関係でメンバー外となる試合も少なくなかった。

 資金力が豊富な神戸といえど、推定6億円以上とも言われる高給に見合う働きができない選手を残すわけにはいかない。すでに今季限りでポドルスキとの契約を満了する方針を固めているようで、今後正式に本人サイドへ伝えることになりそうだ。
 
 当の本人は、リーグ戦で約5か月ぶりに出場した29節のFC東京戦後に、報道陣にこう語っている。

「僕自身のレベルがまだ高いことを、今日の試合を見て、皆さんにも分かってもらえたと思う。このレベルでまだあと2~3年はできるはずだ。クラブと契約の話をしていないのは事実で、今年で契約が終わるのは誰もが分かっていること。このクラブに2年半いて、その話を早い段階でできなかったのは残念だが、まだこれから何が起こるか分からない。日本に残る可能性もあるし、すべてに対して常に扉は開いている。このレベルを維持していれば、日本以外でも、世界中どこでもプレーできる」

 来季以降の契約が白紙である事実を明かし、現役続行を力強く宣言した元ドイツ代表FW。古巣ケルンからのオファーを待つか、それとも新天地へと移籍するのか。20日には、ポーランド1部のグールニク・ザブジェが交渉を行っていると報じられ、生まれ故郷でプレーする可能性も浮上している。大幅な減俸を受け入れるなら、神戸残留の可能性もゼロではないが。

構成●サッカーダイジェスト編集部
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