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日本代表

「4年たっても彼らの精神は衰えない」日本人サポのごみ拾い、前回W杯から変わらぬ姿に海外メディアも感動!

THE DIGEST編集部

2022.11.22

スタジアムのごみ拾いをする日本人のサポーター。海外メディアも彼らの変わらぬ精神に敬意を表している。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

スタジアムのごみ拾いをする日本人のサポーター。海外メディアも彼らの変わらぬ精神に敬意を表している。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

 現地時間11月20日、カタール・ワールドカップ(W杯)が開幕を迎えた。初日は、開催国の初出場カタールと2大会ぶりの出場となったエクアドルが対戦。カタールはW杯史上初となる開催国初戦黒星を喫した。

 この開幕戦の試合後、世界中を最も魅了したのは、なんとアル・バイト・スタジアムのゴミを拾う日本人サポーターの姿だ。11月23日にドイツとの対戦を控えたサムライブルーを応援するためにカタールやってきた日本人サポーターが、その日は自分たちの試合ではないにもかかわらず、ゴミを拾い集めたことに世界中が驚き、賞賛を浴びた。

【動画】念入りに掃除!ゴミ拾いをする日本人サポーターの様子をチェック
 日本人サポーターの善行が注目を集めたのは、この時だけではない。4年前のロシアW杯で、日本は準々決勝進出を目前にしていたが、ベルギーに2-3で逆転負けを喫し、大会から姿を消した。しかし、トーナメントから脱落した直後だったにもかかわらず、スタジアムを清掃したサポーターたちの姿に世界中が驚き、各国メディアの見出しを飾った。

 ウクライナに本社を置くスポーツメディア『SPORTS BRIEF』もその時の状況に触れ、「それでも彼らの精神は衰えず、スタジアムをきれいに掃除をしてくれた」と絶賛している。そして、その姿は、サッカーのワールドカップのみならず、2019年に行なわれたラグビーW杯などでも、「地球上で最もナイスな国の一つ」「アメージング」などと海外から熱視線を浴びた。メジャーリーグでもロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、フィールドでゴミを拾う姿が何度も取り上げられ、野球ファンを感動させている。

 一方、同メディアは、対照的な出来事として、アルゼンチン人の女性レポーターがW杯の生中継の取材中、ハンドバッグからお金やクレジットカードなどを盗まれたことを報じている。

 なぜ自分たちの試合ではない試合の後片付けをするのかと聞かれ、「日本人はゴミを残さない」と答えた日本人サポーター。ワールドカップの初戦から日本人のマナーの素晴らしさは世界に十分に伝わった。さて、今度は日本の素晴らしさを伝えるのはサムライブルーの番だ。過去にないほどの強豪相手ばかりだが、それに臆せず気持ちを一つにして、最高のプレーを世界の舞台で見せてほしい。

構成●THE DIGEST編集部
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