中東の雄が世界を熱狂させる波乱を巻き起こした。
【動画】メッシを愕然とさせたアル・ドサリのゴラッソシーン
現地時間11月22日に行なわれたカタール・ワールドカップのグループC第1戦で、サウジアラビアはアルゼンチンと対戦。下馬評では劣勢と見られていたなかで躍動したグリーンファルコンズ(サウジアラビアの愛称)は、2-1の逆転勝ちを収める大金星を挙げた。
10分にPKを相手エースのリオネル・メッシに決められたサウジアラビア。しかし、フランス人の智将エルベ・ルナールの薫陶を受け、見事に統率されたチームは集中力を欠かなかった。コンパクトな陣形を保ちながら、局面では肉弾戦で応じ、攻勢を強めるアルゼンチンに追加点を許さなかった。
そして迎えた後半にサレー・アル・シェハリ(48分)とサレム・アル・ドサリ(53分)のゴールで逆転した中東の雄は、守護神モハンメド・アル・オワイスの堅守にも救われ、見事なジャイアントキリングを演じたのである。
文字通りの劇的な試合展開。そのなかで小さくない話題を広げたのは、サウジアラビアのDFアリ・アル・ブライヒとメッシによる“衝突”だった。
発端は、アル・ドサリによる逆転弾が決まった直後だった。味方の失点に肩を落としていたメッシのもとにスッと駆け寄ったアル・ブライヒは、おもむろに相手の肩を叩くと、13センチ差もある相手10番を見下ろすようにして、「お前は勝てない。お前は勝てないんだ」(試合後の本人談)と挑発的なメッセージを発したのである。
もっとも、アル・ブライヒが何語で語り掛けたのかは定かではない。加えて、相手を睨みつけて、苦笑いを浮かべるにとどまったメッシの胸中も不透明ではある。しかし、タイミングも含めて世界的なクラックへの挑発的な言動は海外メディアでも驚きを持って報じられている。
英メディア『Sport Bible』は「メッシはずっと困惑していた。興奮状態にあったアル・ブライヒの威嚇はバロンドール勝者への礼儀を欠いていた」と指摘。また、英スポーツ専門ラジオ局『talk SPORT』は「メッシが史上最大級の衝撃を受けていた最中に、サウジアラビア人DFは“平手打ち”を見舞った。だが、失笑を浮かべた相手の振る舞いを見るに、彼の行動は望ましい効果があったとは思えない。サウジのスターは最終的にお笑い者となった」と描写した。
試合後に「僕たちは本当のグループであることを示さなければならない」と団結を訴えたメッシ。相手からの軽率な挑発を意に介さなかった稀代の天才は、苦境からチームを“勝利”に導けるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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10分にPKを相手エースのリオネル・メッシに決められたサウジアラビア。しかし、フランス人の智将エルベ・ルナールの薫陶を受け、見事に統率されたチームは集中力を欠かなかった。コンパクトな陣形を保ちながら、局面では肉弾戦で応じ、攻勢を強めるアルゼンチンに追加点を許さなかった。
そして迎えた後半にサレー・アル・シェハリ(48分)とサレム・アル・ドサリ(53分)のゴールで逆転した中東の雄は、守護神モハンメド・アル・オワイスの堅守にも救われ、見事なジャイアントキリングを演じたのである。
文字通りの劇的な試合展開。そのなかで小さくない話題を広げたのは、サウジアラビアのDFアリ・アル・ブライヒとメッシによる“衝突”だった。
発端は、アル・ドサリによる逆転弾が決まった直後だった。味方の失点に肩を落としていたメッシのもとにスッと駆け寄ったアル・ブライヒは、おもむろに相手の肩を叩くと、13センチ差もある相手10番を見下ろすようにして、「お前は勝てない。お前は勝てないんだ」(試合後の本人談)と挑発的なメッセージを発したのである。
もっとも、アル・ブライヒが何語で語り掛けたのかは定かではない。加えて、相手を睨みつけて、苦笑いを浮かべるにとどまったメッシの胸中も不透明ではある。しかし、タイミングも含めて世界的なクラックへの挑発的な言動は海外メディアでも驚きを持って報じられている。
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試合後に「僕たちは本当のグループであることを示さなければならない」と団結を訴えたメッシ。相手からの軽率な挑発を意に介さなかった稀代の天才は、苦境からチームを“勝利”に導けるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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