サッカー史の１ページに刻んだ勝利の裏で日本人ファンの行動にも賛辞が贈られている。

　現地時間11月23日、カタール・ワールドカップ（W杯）で日本は、前々回王者のドイツと激突。前半のPKで１点を失うも、後半30分に堂安律が同点弾を放つと、その８分後には浅野拓磨が豪快に２点目を奪った。

【画像】「日本のファンは最高だ！」ドイツ戦後に日本人サポーターがゴミ拾いする姿をチェック

　苦しい試合展開ながら奇跡の逆転勝利を収めた日本にサポーターらは沸いた。そして歓喜に浸りたい状況ながら、彼らは会場を去る前にしっかりスタジアム清掃を実施。大きい袋を手に、自分から出た廃棄物だけでなく、足元やベンチに捨ててあるゴミを回収した。

　インドの環境活動家リキプリヤ・カングジャム氏は、「FIFAワールドカップ・カタール大会で日本がドイツに逆転勝利した後、日本のファンがスタジアムの清掃を手伝っている姿が見られた」と自身のTwitterで報告。そして「日本人に敬意を表す！私たちは地球を救うために行動を変える必要があります」と世界へ訴えかけた。
  　他にも米メディア『CBS Sports』のベン・ジェイコブ記者も「日本のファンは本当に最高だ！」と称賛し、「ドイツを破る名勝負を繰り広げた。だけどお祭り騒ぎをする前にハリファ国際スタジアムを片付けた」と伝えている。また同国ポッドキャスト番組『The Complex Sports』は、「彼らの行動は、今日の劇的勝利に相応しい」とコメントしている。

　カタール対エクアドルの開幕戦からスタジアムの清掃に協力する日本人が目撃されている今大会。彼らの善行のおかげで、日本は幸運を掴み取ったのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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