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日本代表

“屈辱”を味わった伊メディアも日本のドイツ撃破に熱狂! 森保監督の積極采配を大絶賛「痛めつけられて覚悟を決めた」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.11.25

ドイツに見事なジャイアントキリングを演じた日本。そのパフォーマンスにイタリアのメディアからも賛辞が寄せられた。(C)Getty Images

ドイツに見事なジャイアントキリングを演じた日本。そのパフォーマンスにイタリアのメディアからも賛辞が寄せられた。(C)Getty Images

 日本が強敵ドイツを相手に演じたアップセットに、世界から驚きの声が鳴りやまない。

 現地時間11月23日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)グループE初戦でドイツと対戦した日本は2-1で逆転勝ち。防戦一方だった前半をふまえて、ハーフタイムに積極的に動いた森保一監督の采配が後半に的中し、堂安律と浅野拓磨のゴールで大国を打ち破ったのである。

 ご存知の通り、下馬評は決して高くはなかった。ゆえに大会の先行きを変えたと言っても過言ではない森保ジャパンの大金星には、世界が称賛し続けている。とりわけ熱心にサムライブルーへの賛辞を送っているのは、今大会には惜しくも出場が叶わなかったイタリアのメディアだ。

 欧州予選プレーオフで“格下”と見られた北マケドニアに屈して敗退。まさかの2大会連続でのW杯出場を逃す屈辱を味わったイタリア。そんな彼らにとって、欧州のライバルを討ち果たしたサムライたちの躍動は小さくない興奮となっているようだ。
 
 イタリアの日刊紙『La Gazzetta dello Sport』は、ドイツが4年前のロシアW杯で同じアジア勢の韓国にグループステージで敗れていた過去に触れ、「狂気的な世界で、言葉無し。ドイツはロシアでのグループステージでは韓国に惨敗して帰国した。そして4年後に彼らはあらゆる意味で多くの虹の夢を抱いて再出発するも、今度は日本に負けた」と糾弾。そのうえで、森保監督の采配を称えた。

「ドイツにとってはまさに東洋の悪夢だろう。母国であまり愛されていないモリヤス監督はスタートの選択を間違えたのかもしれない。あるいは前半、ドイツに痛めつけられたことで覚悟を決めたのかもしれない。後半は、もはや幻となっていたクボを外し、トミヤスを投入。さらに前線にはアサノも入れた。これによって日出る国の選手たちは新システムである3-4-3で勝負に出た。それで全てが変わったのだ」

 さらに同紙は日本に値千金の決勝弾をもたらした浅野を「ドイツのディフェンス全体を危機に陥れる狂気のスプリンターと化していた」と絶賛。前線でハードワークを怠らなかった献身性を引き合いに「アサノはハードワークと熾烈な競争、そして試行錯誤を繰り返した。短期間だったが、これは美しい物語だ」と褒めちぎっている。

 各国のツイッターでもトレンド入りするなど、一躍世界の注目を浴びた日本代表。彼らの勢いは中東の地で続くのか。現地時間11月27日のコスタリカ戦も興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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