わずか1ミリが勝敗を分けた"VAR判定"。肉眼ではゴールラインを割ったようにも見えた三笘薫の渾身のアシストが、世界規模で大きな波紋を呼んだ。
現地12月1日、グループEのスペインとの最終戦に挑んだ日本。1対1の同点で迎えた51分、堂安律のクロスがファーサイドに流れたが、三笘が身を投げ出しながらゴールラインぎりぎりでボールを折り返す。そこに田中碧が右足で合わせてゴールネットを揺らした。一見ボールが出たようなプレーではあったが、VAR判定ではインプレーと認められ、日本は逆転に成功したのだ。
【動画】ギリギリ入ってる!FIFAが公開したライン際の検証動画をチェック
真横からの映像では、ボールの接地した部分は完全に外に出ていた。この際どい判定には欧州を中心とした関係者も「あれは完全に線を越えていた」と言及。そして10日後の11日、英紙『Daily Mail』は物議を醸した判定の背景に、FIFAの信じられない行動があったことを明かした。
同紙は、「イギリスのテレビ局は、VARチームに認められた日本のウイニングゴールの決定的な角度を報じることをFIFAに阻止されていた。ドイツをW杯から追いやった決定弾とアウトに見える映像のみしか流せなかった」と"衝撃の事実"を明かした。
そして「テレビ局は4回に渡り証拠となる映像を放映したいと嘆願した」という。だが「4度とも許可は下りず、ドイツ国内をはじめ海外からも疑問の声が上がっている」と淡々と綴り、こう続けた。
「関係者によれば、テレビ局のスタッフは呆然としたようだ。FIFAは最終的に24時間後に明確な画像を提示した」
同プレーの放映を拒んだFIFAは、この一件に「コメントを控えている」ようだ。最終的には、上から捉えた映像で1ミリ線にかかっていたと判明した同プレー。FIFAが映像の公開を阻止しなければ、ここまで大きく波紋を広げることもなかったのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
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真横からの映像では、ボールの接地した部分は完全に外に出ていた。この際どい判定には欧州を中心とした関係者も「あれは完全に線を越えていた」と言及。そして10日後の11日、英紙『Daily Mail』は物議を醸した判定の背景に、FIFAの信じられない行動があったことを明かした。
同紙は、「イギリスのテレビ局は、VARチームに認められた日本のウイニングゴールの決定的な角度を報じることをFIFAに阻止されていた。ドイツをW杯から追いやった決定弾とアウトに見える映像のみしか流せなかった」と"衝撃の事実"を明かした。
そして「テレビ局は4回に渡り証拠となる映像を放映したいと嘆願した」という。だが「4度とも許可は下りず、ドイツ国内をはじめ海外からも疑問の声が上がっている」と淡々と綴り、こう続けた。
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同プレーの放映を拒んだFIFAは、この一件に「コメントを控えている」ようだ。最終的には、上から捉えた映像で1ミリ線にかかっていたと判明した同プレー。FIFAが映像の公開を阻止しなければ、ここまで大きく波紋を広げることもなかったのかもしれない。
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