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「ミトマの方が良い」プレミア制覇へ進むアーセナルの補強に苦言!? 英メディアが訴え「サッカー界の大物に追われる」

THE DIGEST編集部

2023.02.07

ブライトンからアーセナルへ移籍していったトロサール(右)。この退団劇によってよりチャンスを与えられるようになった三笘(左)が存在感を強めている。(C)Getty Images

 今季のアーセナルは18年ぶりのプレミアリーグ制覇へと突き進んできた。

 40歳のスペイン人指揮官ミケル・アルテタの下で、若手を中心としたメンバー構成で快進撃を続けてきた彼らの勢いがどこまで持つかは、シーズン終盤戦のプレミアリーグを見るうえでの肝と言えよう。
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 そうしたなかで、今冬に施された補強は小さくない波紋を呼んだ。攻撃陣の拡充を狙ったガナーズ(アーセナルの愛称)は、去る1月の移籍市場でブライトンからレアンドロ・トロサールを獲得。28歳のサイドアタッカーに対する2700万ポンド(約42億9300万円)という額は、決して安いわけではない。だが、ハードワークをこなしながらテクニックで違いを生み出せるタレントへの評価の表われでもあった。

 もっとも、即戦力として期待された補強に対しては、否定的な意見も目立つ。米メディア『The Athletic』は「カオル・ミトマが飛躍! アーセナルはブライトンのウインガーと間違って契約したのか?」と挑発的なタイトルを銘打った記事を掲載。164分に1ゴールという三笘薫の得点割合がトロサールのそれ(193分に1ゴール)を上回っており、「悪くはないが、ミトマの方が良かったかも」と指摘し、次のように続けた。
 
「トロサールのブライトンでの3年半は、アーセナルでの挑戦が舞い込んでもおかしくはないものだ。しかし、ミトマの出現はブライトンが攻撃力を損なうことなくトロサールを手放せた要因のひとつだった。25歳の彼は、ベルギー人よりもポテンシャルが高く、インパクトのある新戦力として相手守備陣にあらゆる脅威を与える」

 さらに英紙『Daily Mail』も「ミトマはドリブルの達人だ。今後の彼は必然的にサッカー界の大物に追われることになる」とメガクラブから関心が強まっていくと予測。そして、「いまや彼がプレミアリーグを席巻しつつある。リバプールのアレクサンダー=アーノルドが犠牲者となっても何ら驚きではない」と強調した。

 試合を重ねるごとにプレミアリーグの水にも慣れ、存在感を高めている三笘。周囲を驚かせる類まれなセンスに惹かれるクラブは少なくないとされているだけに、今夏の移籍市場での動向を興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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