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日本代表

「W杯以降のワーストゲーム」バレンシア戦で“無力”だった久保建英に現地メディアは軒並み低評価…

THE DIGEST編集部

2023.02.27

好機も迎えた久保だが、得点には繋げられず、チームを勝利に導けなかった。(C) Getty Images

好機も迎えた久保だが、得点には繋げられず、チームを勝利に導けなかった。(C) Getty Images

 現地時間2月25日に行なわれたラ・リーガ第23節で、レアル・ソシエダは0-1でバレンシアに敗れた。

【動画】開始直後には惜しいチャンスも… バレンシア戦の久保建英タッチ集

 直近の公式戦5試合で1勝2分け2敗と低調のソシエダだったが、相手は6連敗でリーガでは降格圏内に沈んでいるバレンシアが相手ということで、アウェーマッチといえども勝利が望まれたところだったが、スタッツでは上回りながらも決定的な場面は作れず、逆に40分に速攻から相手選手が入れたクロスをDFイゴール・スベルディアがカットしようとして自陣ゴールに押し込む形でオウンゴールを献上し、これがこの試合の両チーム唯一の得点となった。

 前節セルタ戦に続いてDF(前節はロビン・ル・ノルマン)のオウンゴールで勝点を失ったソシエダにおいて、久保建英は右ウイングとして先発出場を果たし、厳しいマークを見せるホームチームの守備陣相手に、状況を打開しようと努力したが、シュートはなし、チャンスメイクではディエゴ・リコの惜しいシュートを引き出すパス、アレクサンダー・セルロトへのクロスはあったものの、マン・オブ・ザ・マッチを受賞した過去3試合と比べて、明らかに見せ場は少なかった。

 現地メディアの報道を見ても、マドリードのスポーツ紙『MARCA』の久保のプレーに対する言及は前述のセルロトへの「バスクのチームの猛攻の口火を切る良いクロス」ぐらいで、3点満点の採点では他の多くのチームメイト同様に「1」という厳しい評価。一方の『AS』紙も、個別評価の記事において終始ネガティブな内容の寸評を以下のように綴っている。

「カタール・ワールドカップ以降、彼のワーストゲーム。ラ・レアルの攻撃において、全くインパクトを与えることができなかった。ライバルチームを動揺させられず、試合に長く関与できず、シュートも撃てず。メスタージャでは、久保はどこにいたのか?」

 続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、イマノル・アルグアシル監督の「タケはうまくプレーできなかった。他の選手も全く機能しなかったからだ。このチームは、全員がうまくプレーする必要があり、多くの選手のレベルが通常よりも低い場合、全体的にも個人的にもレベルも下がる。我々のプレーは正確ではなかったし、デュエルでも負けてしまった」とのコメントを紹介した。
 
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