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「大胆なバックヒール」古橋亨梧、国内カップ戦での美弾に各方面から賛辞! 敵将も「この試合で最も重要な瞬間」と回想

THE DIGEST編集部

2023.03.13

古橋が芸術的なゴールで、今季公式戦26点目を挙げた。(C) Getty Images

 スコットランドの国内カップ戦、スコティッシュカップ(イングランドのFAカップ、日本の天皇杯に該当)は3月11日に準々決勝が行なわれ、セルティックはハーツを3-0で下して、3年ぶりの優勝に向けて一歩前進した。

【動画】古橋が華麗なヒールショットで2点目をゲット! スコティッシュ・リーグ杯ハーツ戦をチェック
 同コンペティションで最多40回の優勝回数を誇るセルティックは、3日前のプレミアシップ第27節で3-1の勝利を飾った相手に主導権を握り、開始2分でアーロン・ムーイがジョッタのクロスを力強くゴールネットに突き刺すと、45分にはアリスター・ジョンストンのグラウンダーのクロスを古橋享梧がゴール前で技巧的なバックヒールで合わせて2点目、そして80分にFKからキャメロン・カーター=ヴィッカーズがヘディングシュートを決めてダメを押した。

 今季公式戦通算26点目となるゴールを鮮やかに決めた古橋は、SNSで「チームワークが夢を実現させる」と投稿してチームの勝利を喜んだが、クラブはそんな日本人ストライカーにSNSや公式サイトで「キョウゴの素晴らしいボールタッチ」「気の利いたシュート」「卓越したフィニッシュ」と賛辞を贈り、アンジェ・ポステコグルー監督は「彼は必要な場所に常にいる。今日もそうだった。終盤は疲れが見えたが、努力が報われてゴールを決められたのは良かった」と称賛している。

 現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「ロークロスをニアポストで見事にフリックした」と古橋の得点を伝え、英国公共放送『BBC』は「ハーフタイム直前、ジョンストンのクロスをキョウゴが巧みにコントロールするのを、相手GKは止めることができなかった。精力的な日本人選手は再びマークを剥がしてシーズン26点目を決めた」と記述。後者の視聴者による採点では、カーター=ヴィッカーズに次ぐチーム2番目の「7.97」が与えられた。

 日刊紙『The Guardian』は、ハーツのロビー・ニールソン監督の「トドメの一撃は、ハーフタイム直前のゴールだった。スローインから我々は準備ができていなかったので、本当に厳しいものとなった。キョウゴが100回のうち99回はニアポストに走り込むのを知っていながら、我々はそれを許してしまった。それはおそらく、この試合の最も重要な瞬間だった」とのコメントを紹介している。
 
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バックヒールでのゴールに「上品なフィニッシュ」「スタイリッシュに流し込んだ」