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日本代表

「優れたケミストリー」久保建英とシルバの連係を現地メディア絶賛!「ショーが保証される」 一方で逸機には改善を求める声も

THE DIGEST編集部

2023.03.21

ソシエダの攻撃を牽引する久保とシルバ。(C) Getty Images

ソシエダの攻撃を牽引する久保とシルバ。(C) Getty Images

 現地時間3月19日に行なわれたラ・リーガ第26節で、レアル・ソシエダはエルチェを2-0で下し、5試合ぶり(公式戦では7試合ぶり)の白星を飾った。

【動画】地元紙も憤り! シルバからの絶好のパスを… 久保の逸機シーン

 本拠地レアレ・アレナでの一戦、ソシエダは主導権を握りながらもゴールを奪えずにいたが、後半開始から3分、ダビド・シルバのスルーパスに抜け出した久保建英が角度のない位置からゴール右側のサイドネットに流し込んで先制。以降、チャンスを作りながらも加点できずにいたが、90分に相手のパスミスから敵陣深くでボールを得たアンデル・バレネチェアが持ち込んでトドメの一撃を決めた。

 直近の公式戦6試合でわずか2ゴールという深刻な得点不足に陥っていたバスクのクラブにとって、7試合ぶりの複数得点となったが、貴重な先制点を挙げた久保建英は、3試合ぶりの先発出場。7試合ぶりの得点という目に見える結果を残した一方で、90分間を通して幾つかのチャンスを逸したこともあり、試合後には「あのゴールを決めなかったら、ダビドに殺されていたでしょう」と冗談まじりに語り、シルバについて「チームで最高の存在であるシルバに感謝しています」と偉大な先輩に敬意を表している。

 自身のSNSに「ホームでの勝利!! 勝点3を加えることができました。ここから代表ウィークに入りますが、すでにソシエダに復帰した後のことを考えています」と投稿した久保について、クラブの公式サイトは「後半開始早々、シルバの素晴らしいパスから久保が相手GKを破った」と伝え、「久保とバレネチェアによる前後半のナイスゴールで勝利し、再び好感触を取り戻した」と綴った。

 現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』が「久保は自身のスタメン復帰を祝った」「常にスペクタクルなシルバとともに、チュリウルディンで最も卓越した存在だった」「今季リーガで挙げた14勝のうち、久保は得点を挙げた5試合で主役となった」と賛辞を贈る一方で、「(得点の前の)2つのゴールチャンスのひとつでも決めていれば、より注目に値するパフォーマンスとなっただろう」と逸機への言及も忘れていない。

 また、別の記事では「久保とバレネチェアの得点のおかげで、ソシエダがエルチェ相手に貴重な勝点3を得、チャンピオンズ・リーグ出場権争いの中で4位の座を維持することができた」とチームへの貢献度の高さを強調するとともに、「シルバとの連係により、久保には常にゴールを決めるオプションがあるが、彼自身が認めている大きな課題は、それをより多くのゴールに変えることだ」と決定力不足を指摘するも、3点満点での採点では「2」の高評価を与えた(最高はシルバの「3」)。
 
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