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「トルコの若い真珠をめぐる交渉は最終段階に」18歳MFギュレルの新天地は?スペイン紙は「マドリー、バルサ、ミランがポールポジション」と報道

THE DIGEST編集部

2023.06.29

移籍市場で人気が高いフェネルバフチェのギュレル。(C)Getty Images

 トルコの若い真珠をめぐる交渉は最終段階に入った――。現地時間28日にこう報じたのは、スペイン紙『マルカ』だ。同紙によれば、レアル・マドリーが、現在ヨーロッパの移籍市場で超がつくほどの人気を博している大注目の18歳、アルダ・ギュレルの獲得に近づいているという。

 ギュレルは2005年2月25日、トルコの首都アンカラ生まれの攻撃的MFで、身長は176センチ。左足を巧みに操り、多彩なキックと華麗なドリブルで攻撃を司るフェネルバフチェの押しも押されもしない大黒柱だ。

 2021-22シーズンに所属するフェネルバフチェで頭角を現わすと、翌2022-23シーズンは背番号10を背負ってプレー。公式戦35試合に出場し、6得点・7アシストを記録した。

 また当時17歳ながら、2022年11月19日のチェコ戦(親善試合)ではトルコ代表にもデビュー。4試合目の出場となった今年6月のウェールズ戦(EURO2024予選)では、左足の鮮やかなコントロールショットで代表初ゴールを決め、2対0の勝利に貢献している。
 
 このトルコが生んだレフティーのテクニシャンには、レアル・マドリーやバルセロナをはじめ、セビージャ、ミラン、ナポリ、アーセナル、ニューカッスル、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アヤックス、バイエルン、ドルトムント、ベンフィカ、パリ・サンジェルマンなど、欧州中の強豪クラブが興味を示している。

 契約解除金は1750万ユーロ(約24億5000万円)。この手頃な設定金額も人気の理由のひとつと言われるが、『マルカ』紙は近年、将来有望な若手への先行投資に力を入れているクラブ方針と合致していることを挙げ、マドリーが獲得する可能性が高いと報じている。

 一方、バルセロナ寄りの『スポルト』紙は、「マドリー、バルサ、ミランが争奪戦のポールポジションにいる」と報道。イタリアの『コリエレ・デッロ・スポルト』紙は、「ギュレルの最終入札はバルサ、マドリー、ミランの間で行なわれ、来週決定する可能性がある」としつつ、「ギュレルがフェネルバフチェでもう1年プレーを続ける選択をする可能性も否定できない」とも付け加えている。

 はたしてこの夏、トルコの若き逸材を射止めるのはどのクラブなのか。動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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