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「攻撃の中心として素晴らしいプレー」 バイエルン戦で2ゴールに関与の南野拓実を地元メディアが激賞!「自信を持ち、力をつけている」

THE DIGEST編集部

2023.08.09

バイエルンとのテストマッチで先制点を挙げた南野。(C)Getty Images

 現地時間8月7日、モナコは今夏最後のテストマッチをドイツの絶対王者バイエルンと戦い、2-4で敗れている。

 モナコは29分にウィサム・ベン・ヤーデルのパスを受けた南野拓実が左に流れながらのシュートで先制。その後、コンラッド・ライマー、ジャマル・ムシアラの個人技の前に2点を失い、さらにPKで点差を広げられる。これに対し、モナコは64分にこぼれ球を拾おうとした南野が倒されてPKを獲得し、これをベン・ヤーデルが決め2-3と1点差に詰め寄ったが、69分にレロイ・ザネの巧みなシュートで加点を許した。

 不甲斐ない加入1年目を経て、新シーズンでの巻き返しを図るためにもその存在をアピールしておきたかった南野はスタメン出場。2列目から積極的に攻守に絡み、先制ゴールを挙げ、さらに64分にはPKを奪取。他にも惜しいシュートを放つなど、幾つか見せ場を作って、69分にベンチに退いている。

 クラブは公式サイトで、5日前のアーセナル戦とのスタメンの違いが唯一南野だけ(エリエス・ベン・セギルと入れ替わり)であることを紹介し、試合については「活気に満ちた、見ていて非常に楽しい試合の末、モナコはミュンヘンの選手たちの前に屈することとなった。しかし、南野とベン・ヤーデルはそれぞれ1ゴールを挙げるなど、非常に目立った」と総括した。
 
 今オフで2ゴール目を記録した南野は試合後、クラブ公式サイトを通して、「もちろん、簡単な試合ではありませんでした。最初の10分間、バイエルンは信じられないほどの強度でプレーしました。我々は多少緊張していたかもしれませんが、その後は良いプレーをすることで対応でき、それは先制点を取ることで報われました」と語り、さらに以下のように続けている。

「(先制の場面で)ウィサムはボールを保持し、適切な形でパスをくれました。僕はシュートできる位置を見つけ、ネットを揺らすことができたので、とても満足しています。感触は良かったですが、完璧ではありませんでした。そして最終的には2-4で負けてしまい、失望感が勝っています。相手が強いチームだったとしても、もっと良いプレーができたと思うからです。それでも、PKを獲得してチームを助けられたことについては嬉しく思います」

「手強い対戦相手でしたが、我々はチャンピオンズリーグの舞台に戻りたいと思っているので、こうした強いチームと戦うことに慣れる必要があります。(適正ポジションについて)正直に言えば、僕が好きなのはCFのすぐ後ろです。それが自分を成長させ、心地よさを感じられるポジションです」
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