現地時間８月26日のプレミアリーグ第３節で、ブライトンは１-３でウェストハムに敗れ、今季初黒星を喫した。

　２戦連続で快勝を収めて臨んだホームでの一戦、19分に拙守もあって先制を許すと、58分、63分と速攻から守備を破られて失点を重ね、０－３。反撃に出たものの、81分にパスカル・グロスがゴール左隅に好シュートを突き刺しての１点に止まり、ポゼッション78パーセント、相手の２倍以上のシュート数（26本）を記録しながら、勝点を得ることはできなかった。

「ハマーズ」が好守を見せる中で、先発出場した三笘薫は定位置の左サイドから積極的な仕掛けを見せてチャンスを生み出し、後半開始直後にはエバン・ファーガソンへの決定的なクロスを供給するなどの効果的なプレーを幾つも披露したが、今回は直接ゴールに絡むことができずに90分を戦い終えた。

　現地メディアの三笘に対する評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』による10点満点の採点ではチーム２番目となる及第点の「６」、また英国公共放送『BBC』の視聴者による採点ではチーム最高の「6.24」が、それぞれ与えられている。

　日刊紙『THE Sun』は、前述のクロスでの決定機創出の場面に注目し、「前半は珍しく静かだった三笘が素晴らしいクロスボールをペナルティーエリア内に送り込み、ファーガソンに渡る。若いストライカーは頭で合わせたが、身体を懸命に伸ばしたGKアルフォンス・アレオラがこれを弾き出した」と綴った。
  『Daily Mail』紙はこの“アシスト未遂”について「ファーガソンがもう少し冷静だったなら、その後の試合の流れは逆になっていたかもしれない」と、試合のターニングポイントのひとつだったと指摘。そして採点では、この背番号22に対して「５」という厳しめの評価が下されている。

また同メディアは、69分に三笘がジェームズ・ウォード＝ブラウズのアタックを受けて倒れたことについて、「ペナルティーエリア内で危険なドリブルを仕掛けたブライトンのアタッカーはピッチ上に倒れ、周りからはPKを主張する声が上がった」と綴り、VARのチェックも行なわれたが、ノーファウルとなったことを伝えた。

　スポーツ専門チャンネル『EUROSPORT』は、46分と、そして後半終了間際のチャンスメイクに対して「ピンポイントクロス」「クレバーなパス」と表現し、採点ではチーム最高タイの「７」を与えている。

　ブライトンの地元メディアでは、日刊紙『The Argus』が採点を「6.5」とし、寸評は「時折、彼は何かを起こすかもしれないという期待を抱かせるプレーを見せた。ファーガソンのヘディングシュートを引き出したクロスを含め、幾つか良い状況を作り出したが、セーブされてしまった」といった比較的ポジティブな内容となった。

構成●THE DIGEST編集部

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