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日本代表

ドイツ代表、歴史的惨敗でフリック監督は不名誉な「同国代表史上初の途中解任」の指揮官に…ミュラーは「我々は思っているほど強くない」と自己批判

THE DIGEST編集部

2023.09.11

日本戦後に指揮官を解任されたフリック監督。(C) Getty Images

日本戦後に指揮官を解任されたフリック監督。(C) Getty Images

 現地時間9月9日に行なわれた国際親善試合で日本代表に1-4で敗れたドイツ代表は、今年に入って代表戦では1勝1分け4敗……目下3連敗と、深刻な状況に陥ってしまっている。
 
 カタール・ワールドカップではグループリーグ初戦で敗れ、2大会連続の早期敗退のきっかけとなった因縁の相手とのリマッチは、自国のヴォルフスブルク開催ということもあり、必勝を期して臨んだはずだったが、内容・スコアともにアウェーチームに先手を取られ、いったんは追いつくも流れを変えることはできず、効果的なプレーを見せられないまま、終盤に2点を奪われて屈辱の返り討ちに遭う羽目となった。

 3点差をつけられての敗北は2020年11月18日のUEFAネーションズリーグ・スペイン戦(0-6)以来のこと。ドイツの移籍専門サイト『Transfer Markt』によれば、1-4のスコアはドイツ代表史上で17番目に酷いものだが、多くは戦前に記録されており、2000年以降で見ると、前述のUNLスペイン戦、2001年9月1日の日韓W杯予選でイングランド相手に喫した1-5の大敗に次ぐものである。自国開催の試合では6位(2000年以降では2位)ということで、いずれにせよ歴史的な大敗であることは間違いない。

 ドイツ代表では歴代7位となる122試合目をこのような悲惨な形で迎えることになったトーマス・ミュラーは、「我々は簡単にゴールを許してしまっている。結果に基づいて言えば、もはや我々は世界でトップ10から15番目の強豪国でもない。それでも我々はまだ、そのレベルにいると感じている。理論的にはその位置にいるべきだが、実際にはそうではない。自分たちが思っているほど、我々は強くない」と、厳しい現実をしている。

 各国のメディアは、どこも「衝撃的」「さらなる危機」「大惨事」などといった言葉を使ってドイツの大敗に驚きを隠さず、彼らの先行きが今後も厳しいことを予測。イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、「大変なのは我々だけではない(イタリア代表はEURO2024予選で北マケドニアに1-1の引き分け)。ドイツも厳しい状況にあるが、彼らにとって唯一の良いニュースは、親善試合で敗戦を喫したことだ。しかし、ホームでの日本相手の1対4の敗北は、長く記憶に残るだろう」と皮肉もまじえて(自国に対しても?)報じた。
 
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