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プレミアリーグの30年余りの歴史における「最も偉大な選手」のランキングを英メディアが発表! 「どの時代、どのチームでも成功したであろう」1位は?

THE DIGEST編集部

2023.10.20

左から、アンリ、C・ロナウド、シアラー、ルーニー。「プレミアリーグ史上最も偉大な選手」の1位に輝いたのは?(C)Getty Images

 1992年に、それまでの「フットボールリーグ」からより発展した形で誕生したイングランドのトップカテゴリーである「プレミアリーグ」。それから30年あまり、現在では屈指の財力を誇り、ワールドクラスのタレントを多く擁して欧州や世界の舞台でタイトルを獲得し続けていることもあり、「世界最高峰リーグ」の呼び声が高い。

 ここまで、各国から多くのスター選手が到来して数々の伝説を残し、リーグの輝かしい歴史を彩ってきたが、イギリスのサッカー専門誌『FourFourTwo』は、このリーグで「スリルと感動を与えた究極のアイコン」たちから「最も偉大な100選手」をランキング形式で選定し、発表している。

 100位にピーター・クラウチ、中間の50位にマイケル・オーウェンが入った同ランキングのトップ10は、まず10位にマンチェスター・ユナイテッドの黄金時代を中盤で支えたポール・スコールズ。同メディアは、多くのスター選手たちによる賛辞を紹介するとともに、彼を「真のプレーヤーズプレーヤー」と呼んで称賛した。
 
 9位のパトリック・ヴィエラは、アーセナルでリーグ優勝3回を含む11個のタイトルに貢献した中盤のアイコンで、「ガンナーズの歴史上最も偉大なチームの象徴のひとり」。続く8位にはチェルシーの偉大なレジェンドであるフランク・ランパードがランクインし、プレミアリーグで通算177ゴールを達成した攻撃的なセントラルMFを、同メディアは同ポジションの定義を変えた歴史的な存在であると指摘している。

 7位も中盤の偉大なレジェンドで、リバプールの中盤に君臨したスティーブン・ジェラード。幾度も他のビッグクラブからの誘いを受けながらも、「レッズ」一筋でキャリアを終えた「クラブ、そしてリバプールという街の象徴」。6位はトラブルメーカーの側面も持ちながらも、マンUの「キング」「神」として崇められ、黎明期のプレミアリーグを代表するメガスター、エリック・カントナだ。同メディアは、彼がマンUの若きタレントたちに与えた影響力の大きさも強調した。

 そのタレント集団の中でも、抜きん出た技術を誇ったドリブルスター、ライアン・ギグスが5位にランクイン。「マンU史上最も偉大な選手の候補」「彼はチームの一員として活躍しただけではなく、20年以上にわたって、世界最大のクラブで常にエースとして活躍した」と賛辞が並べられている。
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