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セリエA・エンポリのベテランFWが「重篤な症状で入院していた」愛娘に捧げるバースデーゴール「付き添うため夏にサッカーを辞めようと考えた」

THE DIGEST編集部

2023.10.25

翌日に愛娘の誕生日を迎える試合で今シーズンの初ゴールを決めたカプート(中央)。(C)Getty Images

 エンポリの元イタリア代表FWフランチェスコ・カプートが、大きな意味を持つゴールを決めた。第9節、敵地でのフィオレンティーナとのアルノ・ダービーで21分にカプートが先制ゴール。右サイドを突破したMFアルベルト・グラッシのクロスを、走り込んだカプートが相手GKの鼻先で合わせてネットを揺らした。

【動画】カプートが先制点を決めたフィオレンティーナ対エンポリ戦のハイライトをチェック!

 81分には途中出場のガーナ代表FWエマニュエル・ギャシが、1点目と同じように右サイドからのクロスを中央で合わせて追加点。この試合までわずか1勝だったエンポリ(試合前時点で18位)が、フィオレティーナ(同4位)を2-0で破る金星を挙げた。
 
 試合後にインタビューで、先制ゴールを決めたカプートが感極まった。涙を見せた理由をこのように語っている。

「実は娘のソフィアが5月から50日間、重篤な症状で入院していたんだ。今だから言えるけど、病院で付き添うために夏にサッカーを辞めようと考えた。幸いなことに今では病気の問題が解決して元気になったよ。明日(10月24日)が娘の誕生日だから、この試合でゴールを決めたかった。この勝利とゴールをソフィアに捧げたい」

 チーム2勝目につながる先制弾に加え、愛娘に捧げるバースデーゴール。36歳のベテランストライカーが、大きな仕事をやってのけた。

構成●THE DIGEST編集部

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