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海外サッカー

シティ戦で追撃ゴール演出の三笘薫、ウォーカーとの対決については「絶えず問題を引き起こした」「大部分に敗れた」と現地メディアの見方は二分

THE DIGEST編集部

2023.10.23

シティ戦でアンス・ファティのゴールを演出した三笘。(C)Getty Images

シティ戦でアンス・ファティのゴールを演出した三笘。(C)Getty Images

 現地時間10月21日に行なわれたプレミアリーグ第9節のマンチェスター・シティ戦、ブライトンは1-2で強敵相手のアウェーマッチを落としたが、三笘薫は追撃のゴールを演出するなど、良い働きを見せている。

 右サイドを攻略されてからのフリアン・アルバレスのタイミングをずらしたシュート、アーリング・ハーランドのダイナミックな一撃で2点のビハインドを負った後、73分に三笘は巧みなフェイントとドリブルで左サイドを突破してクロス。相手DFのクリアが小さくなったところを、アンス・ファティが詰めて点差を縮めた。

 この場面だけでなく、スタメン入りを果たした左ウインガーはこの試合でも得意の仕掛けを見せ、対峙するカイル・ウォーカー、その他のイングランド代表選手たちとの対決などで見せ場を創っている。得点の場面について、クラブの公式サイトは「三笘がウォーカーをかわしてボールをボックス内に入れると、CBマヌエル・アカンジがクリアし切れず、ファティが低いシュートをゴール隅に流し込んだ」と伝えている。
 
 一方で、2度の得点機を活かせなかったことも指摘された三笘について、現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「三笘のクロスのこぼれ球を途中出場のファティがゴールに押し込み、『シーガルズ』に希望を与えた」と得点場面を報じ、10点満点の採点では、ファティ、ルイス・ダンクとともにチーム最高の「7」を三笘にも与えた。

 英国公共放送「BBC」は、彼自身が迎えた得点機に注目して、「ファティがスペースで三笘を見つけた時、彼らは1点を返したと思われたが、日本のウインガーのシュートはシティGKシュテファン・オルテガによってうまくセーブされた」とレポート。同メディアの視聴者による採点は「6.63」で、チーム4番目の評価となっている。

 日刊紙『The Guardian』は、「ブライトンのクオリティーの高さは否定できず、試合が進むにつれて危険性が増していった。三笘は後半、世界最高の右SBのひとりであるウォーカーに絶えず問題を引き起こし、シティを劣勢に陥らせた」と綴り、さらに「三笘が左サイドで再びトラブルをもたらし、ファティがアカンジのクリアミスを利用してゴールを決めた」と、2-1としたプレーに言及した。
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