秋春シーズンがメジャーとなっている欧州のサッカー界だが、2023年が間もなく終わろうとしている現在、イギリスのメディアの幾つかはこの1年を総括する企画記事を掲載している。
その中では、2023年を彩った選手のランク付けといった企画があり、まず大手日刊紙『The Guardian』は、年末恒例となっている「世界のベストフットボーラー100」の今年版を発表(12月20日時点で100位から41位まで)。この中で、ブライトンの三笘薫が71位に入った。
昨年夏にレンタル先だったベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンに合流し、プレミアリーグに初挑戦した後、年末に開催されたカタール・ワールドカップで世界的に脚光を浴びたウィンガーにとっては、日本人選手としては2012年(94位)、2013年(89位)の香川真司(当時ドルトムント)以来、そして自身では初のランクインとなっている。
同メディアは寸評で、「三笘が26歳であることに、驚くかもしれない。彼の10代後半から20代前半を日本で過ごし、プロ契約を断って筑波大学で勉学に励んだ。彼はドリブルに関する論文を書き、チームメイトや対戦相手にカメラを取り付け、『良い選手はボールを見ていない。前を見て、相手の身体の位置や重心を確認している』と学んだ」と綴り、さらに以下のように続けた。
「この研究の最後に、三笘は『僕の特長であるドリブルの力は倍増した』と結論付けた。このランキングに初めてその名を連ねた彼が、この1年間にロベルト・デ・ゼルビ監督の下で継続した進歩は恐るべきものだった。三笘は今や、欧州で最高のドリブラーのひとりであり、それは(プレミアリーグ第2節)ウォルバーハンプトン戦での彼のスラロームドリブルとフィニッシュからも示されている」
一方、サッカー専門誌『FourFourTwo』では、「2023年のベストプレーヤー100」の全員が発表されており、ここでの三笘は42位。「彼は、ブライトンが今まで行なった最高の補強かもしれない」と称賛した同メディアは、ランクインの理由を、多くの賛辞をまじえて綴っている。
「それがどれほど驚くべきことか分かるだろう? ファイナルサードのどんなスペースでも、彼は相手にとって致命的であり、両足からパワーを生み出し、2、3人からマークを受けても抜け出せる能力を持っている。このウィンガーはただただ、見ていて息を呑むほど素晴らしく、そしてデ・ゼルビ監督の下で『シーガルズ』がさらなるレベルに到達した大きな要因のひとつである」
その中では、2023年を彩った選手のランク付けといった企画があり、まず大手日刊紙『The Guardian』は、年末恒例となっている「世界のベストフットボーラー100」の今年版を発表(12月20日時点で100位から41位まで)。この中で、ブライトンの三笘薫が71位に入った。
昨年夏にレンタル先だったベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズからブライトンに合流し、プレミアリーグに初挑戦した後、年末に開催されたカタール・ワールドカップで世界的に脚光を浴びたウィンガーにとっては、日本人選手としては2012年(94位)、2013年(89位)の香川真司(当時ドルトムント)以来、そして自身では初のランクインとなっている。
同メディアは寸評で、「三笘が26歳であることに、驚くかもしれない。彼の10代後半から20代前半を日本で過ごし、プロ契約を断って筑波大学で勉学に励んだ。彼はドリブルに関する論文を書き、チームメイトや対戦相手にカメラを取り付け、『良い選手はボールを見ていない。前を見て、相手の身体の位置や重心を確認している』と学んだ」と綴り、さらに以下のように続けた。
「この研究の最後に、三笘は『僕の特長であるドリブルの力は倍増した』と結論付けた。このランキングに初めてその名を連ねた彼が、この1年間にロベルト・デ・ゼルビ監督の下で継続した進歩は恐るべきものだった。三笘は今や、欧州で最高のドリブラーのひとりであり、それは(プレミアリーグ第2節)ウォルバーハンプトン戦での彼のスラロームドリブルとフィニッシュからも示されている」
一方、サッカー専門誌『FourFourTwo』では、「2023年のベストプレーヤー100」の全員が発表されており、ここでの三笘は42位。「彼は、ブライトンが今まで行なった最高の補強かもしれない」と称賛した同メディアは、ランクインの理由を、多くの賛辞をまじえて綴っている。
「それがどれほど驚くべきことか分かるだろう? ファイナルサードのどんなスペースでも、彼は相手にとって致命的であり、両足からパワーを生み出し、2、3人からマークを受けても抜け出せる能力を持っている。このウィンガーはただただ、見ていて息を呑むほど素晴らしく、そしてデ・ゼルビ監督の下で『シーガルズ』がさらなるレベルに到達した大きな要因のひとつである」