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タイ代表の日本人監督が母国代表との元日決戦へ強い意気込み! 「必ずベストを尽くす」と初陣の決意を海外メディアが伝える

THE DIGEST編集部

2024.01.01

タイ代表を率いる石井正忠監督。(C) Getty Images

 1月1日、国立競技場で日本代表対タイ代表の国際親善試合が行なわれる。日本にとっては、史上初となる元日での代表戦開催であり、選手もフレッシュな顔ぶれが揃うなど、話題性に富んだ一戦となる。
 
 アジアカップに向けたテストマッチにも位置付けられるこの試合には、久保建英、三笘薫、冨安健洋、遠藤航といった主力選手は選出されていないものの、レギュラー定着を狙う若手や、伊藤涼太郎、野澤大志ブランドンの初招集組に向けられる期待も膨らんでいる。アジアカップへの試金石となる一戦でどれだけアピールできるかにも視線が注がれている。

 一方のタイも、アジアカップ前哨戦として臨むゲームであり、11月に就任した石井正忠監督にとっての初陣だ。選手の多くは国内組である中、Jリーグと所縁のある選手も名を連ねている。日本人指揮官に率いられたタイがどのような意気込みでこの戦いに臨むのか、海外メディアを通して伝えられている。

 インドネシアメディア『Football5star』では、日本戦目前となったタイチームの特集記事を配信。その中では、「マサタダ・イシイはチャーン・スック(タイ代表の愛称)が激しい抵抗を見せてくれると信じている」など新監督が強い決意であると記しながら、その自信の理由として三笘や冨安ら、中心選手の欠場を挙げている。

 しかし、石井監督が「日本は多くの選手がヨーロッパのリーグで経験を積んでいる。どの選手も並外れた資質と能力を持っています」と語ったとして、警戒心を強めている心境も紹介。

 また、同メディアも「マサタダ・イシイにとって日本代表とのテストマッチは特別な意味を持つ。この試合がタイ代表監督としてのデビュー戦となる。 サムライブルーにプレミアリーグのスター選手などがいないことに安堵しながらも、やはり恐怖を感じていた」と指摘。

 加えて、タイも今回のメンバー招集から、選手合流がままならない中でのトレーニングだったとして「初期段階では数人の選手しか参加していなかった」と明かしている他、かつてJリーグでプレーしたチャナティップ・ソンクラシンなど数名の主力選手が負傷で欠場となり、日本同様、ベストメンバーではないと綴っている。

 トピックでは他にも石井監督による、「全選手がそのポテンシャルをフルに発揮してほしい」「必ずベストを尽くします」と語ったコメントも紹介されている。格上とされる日本に対し、成長著しい東南アジアの雄が敵地でどんな戦いを繰り広げるか。新年早々、興味深い一戦が見られそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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