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日本代表

42年ぶりのイラク戦黒星を欧州・南米・アジアの各国メディアはどう報じたか? 個人への厳しい指摘も免れず【アジア杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.21

イラク相手に42ねぶりの黒星を喫した日本代表。評価は厳しいものとなった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

イラク相手に42ねぶりの黒星を喫した日本代表。評価は厳しいものとなった。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 1月19日に行なわれたアジアカップのグループリーグ第2節で、日本代表はイラク代表に1-2の敗北を喫し、1勝1敗でグループDでの首位通過の可能性は消滅した。

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 ともに初戦を制した者同士の対決は、日本にとって完全なアウェーの状況となり、カタール・ライヤーンのエデュケーション・シティ・スタジアムに詰めかけた自国の大観衆の後押しを受けたイラクの精力的かつ積極的な動きによって試合開始から攻め込まれた「サムライブルー」は、拙守によって5分に早くも失点。その後もペースを握られると、前半アディショナルタイム(AT)にも守備を崩されて2点のビハインドを負った。

 後半も攻守でちぐはぐな状態は変わらず、8分間の長いATに入ったところで、セットプレーから遠藤航のヘディングシュートでようやく1点を返す。だが、疲労困憊ながらも最後まで要所を締めたイラクの守りを破ることができないまま、試合終了の笛を聞き、連勝は10でストップ。イラク相手には1982年11月のアジア大会(0-1)以来となる黒星(通算対戦記録は7勝3分け3敗)、アジアカップでは大学生チームで臨んだ1988年大会以来のグループリーグでの敗北となった。

 戦前は日本有利が予想された一戦の驚きの結果について、AFC(アジア・サッカー連盟)の公式サイトは「ヘスス・カサスのチームが序盤で成功の基盤を確立し、日本勢を中盤で動揺させ、開始5分以内に成果を手にした」「日本は同様に、リズムを掴むのに時間がかかった」「イラクがリードを広げた後、日本はATからの4分間を有効活用できずに後悔することになった」「後半AT3分に遠藤がヘッド弾で日本に希望を与えたが、イラクの勝利は当然だった」と伝えている。

 各国メディアの報道を見ると、まず見事なプレーで文句なしの勝利を飾ったイラクの英字新聞『IRAQI NEWS』は、日本について「森保一監督率いるチームは、これまでの10試合で43得点を挙げてイラク戦に臨んだが、スタジアムの観衆のほとんどが怒号を上げる中、イラクのパワーと攻撃性に対して、彼らは答えを持っていなかった」と綴った。
 
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