インドネシア戦で日本代表の選手が見せた何気ない行動が称賛されている。

　サッカー日本代表は、カタールで開催されているアジアカップにおいてグループDを２位突破。第２戦のイラク戦で１-２の敗戦を喫したものの、第３戦のインドネシア戦を３-１でモノにして16強入りを決めている。

【メンバー画像】アジアカップに臨む日本代表26名を一挙紹介！ 　そのGS突破を決めたインドネシア戦でひとりの日本代表選手がとった行動が、相手国メディアによってクローズアップされている。インドネシアのスポーツメディア『Fantasista』の編集長アイヌール・ローマン氏が自身のX（旧ツイッター）で公開した動画は、この試合で奮闘を見せた堂安律がペットボトルで水分補給をした後、ボトルを相手選手に手渡したシーン。堂安はボトルを手渡した後、手に持っていたキャップも忘れずに相手選手に手渡した。

　この一見何気ないやりとりについて、ローマン氏は「ポイ捨てをしない習慣は、アドバイスや呼びかけ、誘導した結果ではなく、訓練の賜物だ」と綴り、堂安の取った行動を称賛しているのだ。

　投稿を確認したインドネシアのフォロワーからは「これはもはや習慣ではなく、文化だ」「このようなモノを見ると、本当に驚くべきものに見えます」「日本は清潔さに関して最高レベルに達している」「日本社会のゴミに関しては本当に最高だよ」「日本人はゴミを正しい場所に捨てる」「彼らの成功は規律から始まる」「日本の５S（整理、整頓、清掃、清潔、しつけ）文化は本当に一流」などと続々と称賛のコメントが寄せられている。

　また、日本のXユーザーからも「お互いに背中をタッチしてリスペクトしているのはカッコいいよね」「こういった行動も結構大事」「NICE GUY堂安律」「海外のファンはこういうところ結構見てるよね」「キャップを受け取ったのがアルハン。２年間日本で過ごしてきたので理解もあるんだろうな」などとのコメントが寄せられていた。

　日本人の美徳をピッチ上で表現した堂安の行為は、大きな反響を呼んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】堂安が相手選手にペットボトルと一緒に手渡したのは…