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【サッカー】なんと17歳ヤマルも!? 今季の出場数“60試合超え”の顔ぶれは…さらなる日程過密化と選手の健康リスクに懸念の声が上がる

THE DIGEST編集部

2024.07.19

EUROでベストヤングプレーヤー賞を受賞したヤマルも17歳にして出場数60試合を超えた。(C)Getty Images

 2023-24シーズン、クラブでの長い戦いを終えた後にも、EURO2024、コパ・アメリカという大陸王者を決するメジャートーナメントが行なわれ、さらに間もなくパリ・オリンピックが幕を開けることになる。

 選手にとっては、まさに休む間もないという状況だが、ブラジルの総合メディア『Globo』は、現時点でこの1シーズンに、クラブ、代表チームを合わせて最も多くの試合に出場した選手のランキングを以下のように発表している。

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1位:フリアン・アルバレス/68試合(マンチェスター・シティ54試合・アルゼンチン代表14試合)
2位:フェデリコ・バルベルデ/67試合(レアル・マドリー54試合・ウルグアイ代表13試合)
2位:ダルウィン・ヌニェス/67試合(リバプール54試合・ウルグアイ代表13試合)
2位:フィル・フォデン/67試合(マンチェスター・シティ53試合・イングランド代表14試合)
2位:ルイス・ディアス/67試合(リバプール51試合・コロンビア代表16試合)
6位:コディ・ガクポ/66試合(リバプール53試合・オランダ代表13試合)
7位:フィルジル・ファン・ダイク/64試合(リバプール48試合・オランダ代表16試合)
7位:ラミン・ヤマル/64試合(バルセロナ50試合・スペイン代表14試合)
7位:ロドリゴ/64試合(レアル・マドリー51試合・ブラジル代表13試合)
10位:ロドリ/63試合(マンチェスター・シティ50試合・スペイン代表13試合)
11位:キリアン・エムバペ/61試合(パリ・サンジェルマン48試合・フランス代表13試合)

 年間60試合以上でプレーするのは、国際試合のあるシーズンでは珍しくないことと同メディアは綴っているが、同時に「2024-25シーズン以降のさらなるスケジュールの過密化に対して懸念が広がっている」とも指摘。これは、新シーズンより欧州カップ戦で新フォーマットが導入され、さらに32チームでのクラブワールドカップもアメリカで開催されることで、多いクラブではシーズンで消化試合が70にも達すると言われているからだ。
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“異常”な事象に対しては選手からも不満の声が上がっているのも事実