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なでしこ

アメリカに惜敗でベスト8敗退のなでしこジャパン、米メディアは粘り強い戦いぶりに賛辞!「大番狂わせの可能性が十分にあるように見えた」【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.08.04

惜しくもアメリカの前に敗れ去ったなでしこジャパン。(C)Getty Images

惜しくもアメリカの前に敗れ去ったなでしこジャパン。(C)Getty Images

 パリ五輪に参戦しているサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は、現地8月3日に行なわれた準々決勝でアメリカ代表と対戦。延長戦の末に0-1で敗れ、目標としていたメダル獲得はならなかった。

 日本は、グループステージの3試合で計9得点と高い得点力を擁するアメリカに対し、ピンチを迎えながらもゴールは割らせずに90分間抑え込んだ。また、チャンスと見るやサイドからのクロスや細かいパス回しでアメリカゴールに迫る場面も何度か見せていた。

 互いに無得点のまま試合が進み、日本は粘り強い戦いを続けていたものの、延長前半終了間際にトリニティー・ロドマンが放った左足でのシュートが決まり、アメリカが先制。高い守備意識を持ち続けていた日本だったがついにゴールを許し、これが決勝点に。死力を尽くしたものの、なでしこジャパンのパリ五輪敗退が決定した。

 アメリカの強さの前に屈し、メダル獲得の夢が潰えた日本だったが、対戦国のメディアからは戦いぶりが高く評価されている。スポーツサイト『ESPN』は「最後まで日本にも勝機がある戦いだった」とレポートしている。
 
 その中で同メディアは、「日本は米国との試合のほとんどの部分で、大番狂わせを起こす可能性が十分にあるように見えた」と振り返った。

 さらに、「マラソンのような120分間、日本はグループステージで大会最多の9ゴールを挙げたアメリカをほぼ抑え込んでいた。アメリカには過去3試合で見せたような、自由で広がりのあるサッカーが繰り出される気配はなかった」と試合展開を分析した。

 また日本の攻撃面にも言及し、「なでしこは守備一辺倒ではなく、チャンスがあれば前線に顔を出し、好機を演出していた」と指摘。そのプレーには得点への意識も強く表われていたと説明する。

 1試合を通じて圧倒的にボールを支配されながらも、最後まで勝利を目指したなでしこジャパン。3大会ぶりのベスト4進出やメダル獲得は叶わなかったものの、強豪アメリカを相手に選手たちが見せた必死のプレーは、この試合を観た人々の記憶に長く残っていくことは間違いないだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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