現地時間２月14日に行なわれたプレミアリーグ第25節で、ブライトンはチェルシーを３-０で下し、３試合ぶりの勝利を飾っている。

【動画】「魔法のような」三笘薫の衝撃弾！
　６日前のFAカップと同カードとなった一戦、ホームのブライトンは27分に三笘薫がGKバルト・フェルブルッヘンのロングフィードを走りながら正確にトラップし、マーカーをかわして相手GKの手が届かないゴール右隅にシュートを決めるという見事な技によるゴールで先制すると、その11分後にヤンクバ・ミンテがこぼれ球を冷静に決め、さらに63分にも彼が技術の高さを発揮してニアポスト際を射抜いて加点。６日前（２-１）以上の点差で強敵を返り討ちにしてみせた。
  　チームを勢いに乗せるゴラッソを決めた三苫。クラブはSNSで「なんというカオルのゴール！」「三笘は世界のサッカー界で最高のファーストタッチを見せる」と賛辞を贈り、公式サイトでは「最初の25分間ではチェルシーがより脅威となるプレーを見せていたが、その流れを変えたのは三笘の魔法のようなプレーだった。ロングフィードに対して右足での見事なタッチによるボールコントロールを見せ、さらにインに入ってトレボ・チャロバーをかわし、右足での低いシュート。まさにセンセーショナルな一撃だった」と伝えている。

　クラブのファン投票による「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」で「70.5％」という圧倒的な得票率を記録した背番号22の美技に対しは、ファビアン・ヒュルツェラー監督も「三笘が見せたようなボールコントロールを、これまでの指導者としてのキャリアの中で見たことがあるかといえば、正直ないと思う」と称賛。また、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』や日刊紙『Daily Mail』でも、彼のコメントが以下のように紹介された。

「ボールのスピードや高さ、自分の足の動きを完璧にコーディネートする必要がある。しかも、彼が全力疾走していたことも忘れてはいけない。あれは本当に特別なプレーだった。私なら家で試そうとも思わない」

「特別な選手のプレーは、時に言葉では説明できないものだ。彼のあのプレーは本当に特別だったし、彼は毎日ハードワークしているからこそ、その結果に相応しい。彼はこのクラブで全力を尽くしており、その努力が報われたことを非常に嬉しく思う」