現地時間4月27日に行なわれたプレミアリーグ第34節で、首位リバプールはトッテナムを5-1で下して勝点を82とし、4試合を残して5シーズンぶりのリーグ優勝を成し遂げている。
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6万を超える大観衆がスタンドを埋めた本拠地アンフィールドでの優勝決定戦は、12分にアウェーチームの先制を許すも、4分後のルイス・ディアスの同点弾を皮切りに、アレクシス・マク・アリステル(24分)、コディ・ガクポ(34分)、モハメド・サラー(63分)、オウンゴール(69分)とゴールショーが展開され、試合後は2019-2020シーズンの優勝時にはコロナ禍の影響で叶わなかったサポーターとの大祝賀会が催された。
プレミアリーグでは2回目、イングランドのトップリーグとしてはマンチェスター・ユナイテッドに追いついて最多となる22回目のウィナーとなった「レッズ」の歴史において、マット・マックイーン(1922-23シーズン)、ジョー・フェイガン(1983-84)、ケニー・ダルグリッシュ(1985-86)に次いで史上4人目となる就任1年目での優勝監督という栄誉を手にしたアルネ・スロット監督は、以下のように喜びを表わしている。
「もちろん、非常に嬉しいが、正直なところ、どこか現実感がないようにも感じている。ファンが非常に喜んでくれていることで、今季、我々がともに成し遂げたことを理解するのに時間はかからなかった。本当に特別なことだ。このチームの監督になれると知った時も、非常に誇らしい瞬間だった。これほど素晴らしいクラブの一員になれること、そして今、その歴史の一部になれたことは、3、4年前には夢見ることしかできなかったことだ」
プレミアリーグでの就任初年度優勝ということでは、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、マヌエル・ペレグリーニ、アントニオ・コンテといった名将と肩を並べたオランダ人指揮官はまた、前任者ユルゲン・クロップに対して「彼が残してくれたチームと文化によって、私はさらに大きな助けを得た」と感謝を述べる上で、チームに対しても賛辞を贈った。
「選手たちのクオリティーの高さは誰の目にも明らかだったが、彼らだけでなく、スタッフも含めて、ハードワークを厭わないというクラブの文化は信じられないほど素晴らしく、それこそが今季のリバプールがこのような偉業を成し遂げられた理由のひとつである」
そして、その姿勢を体現した選手のひとりに、遠藤航も挙げられるだろう。今季、プレーしたリーグ17試合のうち先発出場はなく、多くは試合終了間際の数分という状況ながら、ここで腐ることなく全力を尽くし、的確な判断と粘り強いプレーでリードを守った状態で試合を終わらせるのに貢献した彼は、しばしばスロット監督からも絶賛され、現地メディアからも高評価を下されてきた。
今回のトッテナム戦では76分からトレント・アレクサンダー=アーノルトとの交代でピッチに登場。すでに勝敗は決した後での出場だったが、リバプールの地元日刊紙『ECHO』は「投入されてから5秒以内にファウル。教科書通りだ」と、やや皮肉をまじえながらも、この「クローザー」がいつも通りのプレーを見せたことを強調している。
そして、すでに今季を通しての個別評価を行なっているメディアもあり、大手日刊紙『The Guardian』は、10点満点の採点で「7」を遠藤に与え、「リーグでは先発出場がなかったにもかかわらず、日本代表キャプテンは“カルト的”な人気を確立した。模範的な姿勢と、途中出場してからの影響力あるパフォーマンスがその理由だ。チームがリードを守ろうとする場面でほぼ必ず投入され、『フィニッシャー』として、安定して役割を完遂。彼が登場した後、リバプールが許したリーグ戦での失点はわずか2点だけだ」と寸評を綴った。
一方、スポーツ専門メディア『VAVEL』の英国版も同採点とし、「中盤や最終ライン等、あらゆるポジションをカバーして素晴らしいシーズンを送り、途中出場から安定したプレーを披露。そして、その役割を非常に上手くこなした」と称賛。これらの評価もまた、リバプールが栄光を掴む上で遠藤が間違いなく貢献を果たしたことの十分な証明だと言えよう。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】リバプール優勝決定! 34節トッテナム戦ハイライト
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6万を超える大観衆がスタンドを埋めた本拠地アンフィールドでの優勝決定戦は、12分にアウェーチームの先制を許すも、4分後のルイス・ディアスの同点弾を皮切りに、アレクシス・マク・アリステル(24分)、コディ・ガクポ(34分)、モハメド・サラー(63分)、オウンゴール(69分)とゴールショーが展開され、試合後は2019-2020シーズンの優勝時にはコロナ禍の影響で叶わなかったサポーターとの大祝賀会が催された。
プレミアリーグでは2回目、イングランドのトップリーグとしてはマンチェスター・ユナイテッドに追いついて最多となる22回目のウィナーとなった「レッズ」の歴史において、マット・マックイーン(1922-23シーズン)、ジョー・フェイガン(1983-84)、ケニー・ダルグリッシュ(1985-86)に次いで史上4人目となる就任1年目での優勝監督という栄誉を手にしたアルネ・スロット監督は、以下のように喜びを表わしている。
「もちろん、非常に嬉しいが、正直なところ、どこか現実感がないようにも感じている。ファンが非常に喜んでくれていることで、今季、我々がともに成し遂げたことを理解するのに時間はかからなかった。本当に特別なことだ。このチームの監督になれると知った時も、非常に誇らしい瞬間だった。これほど素晴らしいクラブの一員になれること、そして今、その歴史の一部になれたことは、3、4年前には夢見ることしかできなかったことだ」
プレミアリーグでの就任初年度優勝ということでは、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、マヌエル・ペレグリーニ、アントニオ・コンテといった名将と肩を並べたオランダ人指揮官はまた、前任者ユルゲン・クロップに対して「彼が残してくれたチームと文化によって、私はさらに大きな助けを得た」と感謝を述べる上で、チームに対しても賛辞を贈った。
「選手たちのクオリティーの高さは誰の目にも明らかだったが、彼らだけでなく、スタッフも含めて、ハードワークを厭わないというクラブの文化は信じられないほど素晴らしく、それこそが今季のリバプールがこのような偉業を成し遂げられた理由のひとつである」
そして、その姿勢を体現した選手のひとりに、遠藤航も挙げられるだろう。今季、プレーしたリーグ17試合のうち先発出場はなく、多くは試合終了間際の数分という状況ながら、ここで腐ることなく全力を尽くし、的確な判断と粘り強いプレーでリードを守った状態で試合を終わらせるのに貢献した彼は、しばしばスロット監督からも絶賛され、現地メディアからも高評価を下されてきた。
今回のトッテナム戦では76分からトレント・アレクサンダー=アーノルトとの交代でピッチに登場。すでに勝敗は決した後での出場だったが、リバプールの地元日刊紙『ECHO』は「投入されてから5秒以内にファウル。教科書通りだ」と、やや皮肉をまじえながらも、この「クローザー」がいつも通りのプレーを見せたことを強調している。
そして、すでに今季を通しての個別評価を行なっているメディアもあり、大手日刊紙『The Guardian』は、10点満点の採点で「7」を遠藤に与え、「リーグでは先発出場がなかったにもかかわらず、日本代表キャプテンは“カルト的”な人気を確立した。模範的な姿勢と、途中出場してからの影響力あるパフォーマンスがその理由だ。チームがリードを守ろうとする場面でほぼ必ず投入され、『フィニッシャー』として、安定して役割を完遂。彼が登場した後、リバプールが許したリーグ戦での失点はわずか2点だけだ」と寸評を綴った。
一方、スポーツ専門メディア『VAVEL』の英国版も同採点とし、「中盤や最終ライン等、あらゆるポジションをカバーして素晴らしいシーズンを送り、途中出場から安定したプレーを披露。そして、その役割を非常に上手くこなした」と称賛。これらの評価もまた、リバプールが栄光を掴む上で遠藤が間違いなく貢献を果たしたことの十分な証明だと言えよう。
構成●THE DIGEST編集部
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