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海外サッカー

「タケがいないと攻撃は成立しない」 苛立ちを募らせたセルタ戦の久保建英に対して現地メディアはポジティブ評価も! 一方で守備面での不備に苦言も…

THE DIGEST編集部

2025.05.15

セルタに敗れ、ソシエダは欧州カップ戦の出場権獲得が厳しくなった。(C)Getty Images

セルタに敗れ、ソシエダは欧州カップ戦の出場権獲得が厳しくなった。(C)Getty Images

 現地時間5月13日に行なわれたラ・リーガ第36節、レアル・ソシエダは0-1で敗れて、連続未勝利は6試合(2分け4敗)に伸びている。

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 空席の目立つ本拠地レアレ・アレナでの一戦(4万人のキャパシティで2万5124人)、欧州カップ戦出場圏内(7位)にいる相手を攻め立てたソシエダだったが、44分に速攻からアルフォンソ・ゴンサレスのゴールを許し、この1点のビハインドを最後まで挽回できないまま、今季17敗目を喫することとなった。

 前節アトレティコ・マドリー戦では前半45分でベンチに退いていた久保建英は、左右中央とプレーエリアを広げながら90分間奮闘。53回のボールタッチでシュートは1本だけだったが、3回のドリブル成功は両チーム最多で、パス32回(成功28回)、チャンスメイク1回、クロス6回、ロングパス2回(成功)という攻撃面のスタッツを記録している。
 
 クラブの公式サイトが「『チュリウルディン』の欧州への夢は尽きかけており、もはや信じがたい偶然が重ならない限り、奇跡は起きそうにない」と伝えたセルタ戦における、ソシエダの選手に対する現地メディアの評価は当然ながら厳しいものとなり、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点でアリツ・エルストンド(2)以外の全選手に「1」を付与した。

 同じく久保の採点を「1」とした『as』紙は、「(前半のソシエダで)攻撃面で目立ったのは、久保の弱々しいシュートが相手GKの手に収まった場面くらい」「決定力を欠き、誰かの閃きに頼らざるを得ないソシエダ。そしてこの日は、ミケル・オジャルサバルも久保も沈黙。タケがいなければ攻撃は成り立たない。今季36試合中、ラ・レアルは18試合で無得点に終わっている」と報じている。

 また個別評価の記事では、「前の試合ほどのキレはなかったものの、セルタのゴールに対して危険を生み出そうと試みた。しかし、運には恵まれなかった。チームは久保に大きく依存しており、彼が100%の状態でないと、その影響が顕著に表われる」と、日本人ウインガーのプレーを振り返った。
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