久保建英がキャリアの分岐点とも言える「決断の夏」に直面している。
【動画】パリSGがインテルを圧倒! CL決勝ハイライト
バルセロナのスポーツ紙『ムンド・デポルティボ』は、「この夏、久保はレアル・ソシエダで最も話題となる選手の一人になるだろう」と予測。これを皮切りに、スペイン国内の多くのメディアが連日彼の動向を報じており、関心の高さが窺える。
そんな中、レアル・ソシエダのホキン・アペリバイ会長は「移籍させるつもりはない」と明言。クラブとしては久保の流出を阻止する構えだ。
しかし、もうひとつのバルサ寄りのスポーツ紙『スポルト』は、「久保は今季すべての大会を通じて7得点・4アシストを記録し、欧州の複数クラブから注目を集めている。23歳という若さに加え、電光石火のドリブルや強烈な左足シュートで観る者を魅了している」と評価。さらに、「ソシエダは、進行中のプロジェクトの魅力を伝え、久保を引き留める必要がある」と課題を指摘している。
スペイン紙『AS』は、久保がサウジアラビアからの高額オファーを断った理由に触れつつ、こう分析する。
「彼は『幼い頃から、最高の相手と対戦し、最高のチームメイトとプレーすることを何より大事にしてきた』と語っている。この価値観を軸に、欧州カップ戦の出場権を逃したこと、イマノル・アルグアシル監督の退任、主力選手の流出、そしてクラブの新プロジェクトの不透明さといった要素が、今後の去就を左右するだろう」
今季、久保がこだわり続けていた「数字」が物足りなかった点も指摘されている。とくにラ・リーガでアシスト数がゼロに終わったことが話題となっている。
しかし、『ムンド・デポルティボ』は彼の貢献度をこう擁護する。「久保のドリブル能力は突出しており、サイドを切り裂く天性のアタッカーとして、観客を魅了するプレーを見せている。アシストに関しては、より詳細なデータによれば『アシスト期待値(xA)3.75』を記録しており、実際の数字との差はチームメイトの決定力に起因している部分が大きい」
さらに、『エスタディオ・デポルティボ』は、スイスの調査機関CIESの分析を引用し、「久保は今季ソシエダで最も影響力のあった選手」と報道。全コンペティションで18得点を挙げたミケル・オジャルサバルを抑えての選出であり、同ランキングではビジャレアルのアレックス・バエナ、アトレティコのフリアン・アルバレス、マドリーのキリアン・エムバペ、バルセロナのラミネ・ヤマルらと並ぶ評価を受けている。
また、久保が代理人を変更したことも移籍報道をさらに加熱させている。『エスタディオ・デポルティボ』は、新たに契約した代理人会社『Sport360』について「ドイツサッカー界で最も影響力を持つ代理人会社のひとつであり、欧州のビッグクラブとの太いパイプを持っている」と紹介している。
残留か、移籍か。久保の去就は、日本だけでなくスペインでも大きな注目を集めている。
文●下村正幸
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バルセロナのスポーツ紙『ムンド・デポルティボ』は、「この夏、久保はレアル・ソシエダで最も話題となる選手の一人になるだろう」と予測。これを皮切りに、スペイン国内の多くのメディアが連日彼の動向を報じており、関心の高さが窺える。
そんな中、レアル・ソシエダのホキン・アペリバイ会長は「移籍させるつもりはない」と明言。クラブとしては久保の流出を阻止する構えだ。
しかし、もうひとつのバルサ寄りのスポーツ紙『スポルト』は、「久保は今季すべての大会を通じて7得点・4アシストを記録し、欧州の複数クラブから注目を集めている。23歳という若さに加え、電光石火のドリブルや強烈な左足シュートで観る者を魅了している」と評価。さらに、「ソシエダは、進行中のプロジェクトの魅力を伝え、久保を引き留める必要がある」と課題を指摘している。
スペイン紙『AS』は、久保がサウジアラビアからの高額オファーを断った理由に触れつつ、こう分析する。
「彼は『幼い頃から、最高の相手と対戦し、最高のチームメイトとプレーすることを何より大事にしてきた』と語っている。この価値観を軸に、欧州カップ戦の出場権を逃したこと、イマノル・アルグアシル監督の退任、主力選手の流出、そしてクラブの新プロジェクトの不透明さといった要素が、今後の去就を左右するだろう」
今季、久保がこだわり続けていた「数字」が物足りなかった点も指摘されている。とくにラ・リーガでアシスト数がゼロに終わったことが話題となっている。
しかし、『ムンド・デポルティボ』は彼の貢献度をこう擁護する。「久保のドリブル能力は突出しており、サイドを切り裂く天性のアタッカーとして、観客を魅了するプレーを見せている。アシストに関しては、より詳細なデータによれば『アシスト期待値(xA)3.75』を記録しており、実際の数字との差はチームメイトの決定力に起因している部分が大きい」
さらに、『エスタディオ・デポルティボ』は、スイスの調査機関CIESの分析を引用し、「久保は今季ソシエダで最も影響力のあった選手」と報道。全コンペティションで18得点を挙げたミケル・オジャルサバルを抑えての選出であり、同ランキングではビジャレアルのアレックス・バエナ、アトレティコのフリアン・アルバレス、マドリーのキリアン・エムバペ、バルセロナのラミネ・ヤマルらと並ぶ評価を受けている。
また、久保が代理人を変更したことも移籍報道をさらに加熱させている。『エスタディオ・デポルティボ』は、新たに契約した代理人会社『Sport360』について「ドイツサッカー界で最も影響力を持つ代理人会社のひとつであり、欧州のビッグクラブとの太いパイプを持っている」と紹介している。
残留か、移籍か。久保の去就は、日本だけでなくスペインでも大きな注目を集めている。
文●下村正幸
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