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日本代表

鈴木彩艶、アタランタ相手の大逆転劇&セリエA残留決定に好守で貢献! 「2失点は責められず、それ以上の働きを見せた」と現地メディア

THE DIGEST編集部

2025.05.27

パルマが強豪アタランタに勝利。鈴木の貢献は大きい。(C)Getty Images

パルマが強豪アタランタに勝利。鈴木の貢献は大きい。(C)Getty Images

 現地時間5月25日に行なわれたセリエA最終節でパルマは3-2でアタランタを下し、7勝15分け16敗の16位で全日程を終了した。

【動画】観客が沸いた三笘のボールコントロール
 チャンピオンズリーグ出場権を獲得した強敵相手に、敵地で2点(32分、33分にいずれもダニエル・マルディーニのゴール)を先取されたパルマだったが、後半に入って反撃に転じ、49分に見事な崩しからアントワーヌ・エノーが1点を返すと、ヤコブ・オンドレイカが71分に左サイドから持ち込んで試合を振り出しに戻し、さらにアディショナルタイムにも相手DFにシュートを当てながらゴールネットを揺らして劇的な逆転勝利を収め、セリエA残留を決めている。

 今季37試合目の出場となったGK鈴木彩艶は前半で2点を失ったものの、48回のボールタッチの中には2度の枠内セーブもあり、強敵相手に後半はゴールを許さず、チームの見事な逆転劇を最後尾から支えた。そんな守護神に対し、クラブは試合後にSNSで「何というキーパーだ」と賛辞を贈っている。

 現地メディアの報道を見ると、スポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は試合レポートには、「パルマはアタランタのGKマルコ・カルネセッキの好守によって前半の30分間でゴールを奪えなかったが、一方の鈴木に仕事がなかったわけではなく、彼もマテオ・レテギ(今季のリーグ得点王)のシュートを2度セーブで防いだ」「レテギは鈴木との1対1で再び決められず」「アタランタには3点目のチャンスもあったが、アデモラ・ルックマンのシュートは鈴木に止められた」と、しばしば日本代表守護神の名が登場した。
 
 パルマの日刊紙『GAZZETTA DI PARMA』は10点満点の採点で「7」を鈴木に与え、「1分間で止めようがない2つの失点を喫したが、それ以外はしっかりと仕事をこなした。重要なセーブを2度ほど見せた一方で、ロングキックのミスが少し目立った。それでも、失点に関して責任はない」と寸評を綴っている。

 一方、オンライン新聞の『PARMA TODAY』は、「レテギに対する本能的なセーブ、幾度かのペナルティーエリア外での読み、さらに少なくとも2回の好セーブ」と良い点を挙げ、こちらも「失点については責められない」と指摘して採点は「6.5」。続いてスポーツ新聞『SPORT PARMA』は「7」を付与し、以下のように背番号31の仕事ぶりを評した。

「2つの失点はいずれも彼を責められるものではなく、他の場面(例えばレテギのシュートを止めたセーブ等)では、それ以上の働きを見せた。飛び出しも安定しており、ニコラ・パバリーニGKコーチの指導で大きな成長を遂げている。安心感のあるプレーだった」

 そしてサッカー専門サイトでは、『calciomercato』の採点は「6」止まりで、「レテギの反転シュートを2度ほど身を挺して防いだが、マルディーニが加速した場面ではどうすることもできなかった」と総括。『TUTTOmercatoWEB.com』は「失点した2ゴールには全く対応できなかったが、それ以外では集中しており、タイミングの良い飛び出しでチームのピンチを防いだ」とポジティブな記述ながら、採点はこちらも「6」。最後にスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』のイタリア版は、チーム最高タイの「7」を付与している。

構成●THE DIGEST編集部

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