シモーネ・インザーギ監督が退任し、新指揮官にクリスティアン・キブの就任が有力なインテルが、移籍市場で大きな動きを見せそうだ。伊紙『Gazzetta dello Sport』が６月６日の記事で報じた。

「新生インテルは、ラスムス・ホイルンドに全力、ニコ・パスも候補者で、守備ではジョバンニ・レオーニが目標だ」と題した記事で、同紙がインテルの補強戦略に言及した。

　インテルはすでにディナモ・ザグレブのMFペタル・スチッチを獲得（移籍金は1400万ユーロ＋ボーナス200万ユーロ）し、マルセイユのサイドアタッカー、ルイス・エンリケとも合意済み。さらに複数の若手の獲得に乗り出している。

　FWの最優先事項は、「ホイルンド（マンチェスター・U）だ。ピエロ・アウジリオSDは数週間前から動いている。2028年６月まで契約を残しているものの、ホイルンド本人はインテルへの移籍に前向き。まだクラブ間の正式合意はないものの、交渉は順調に進んでいる」という。

　ホイルンドの獲得に向けてインテルは買取オプション付きレンタルを模索しており、「一時的に関心を示していたユベントスがすでに撤退しているため、インテルにとって有利な状況となっている」と同紙は解説。さらにFWはもうひとりの補強があるようで、「新監督に就任するキブがパルマ時代に指導していたアンジュ＝ヨアン・ボニーも候補」に挙がっている。

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  「ダビデ・フラッテージの去就が大きなポイント」とした中盤は、「コモのパスが理想のターゲット」のようだ。DF陣では、「26年６月に契約が満了する37歳のフランチェスコ・アチェルビが契約時の条項により、最終年の年俸が大きく減額される。さらにシモーネ・インザーギ監督の退任が何らかの影響を与えるかもしれない」という状況のなか、同紙は「同じくキブの教え子、パルマのジョバンニ・レオーニが目標」だと記した。

　21歳のスチッチに加えて、23歳のL・エンリケ、さらに22歳のホイルンド、21歳のボニー、コモで大ブレイクしてアルゼンチン代表に招集された20歳のパス、イタリアUー21代表に初招集されながら、怪我で辞退した18歳のレオーニ。４年にわたるインザーギ政権が幕を閉じ、新指揮官キブを招聘するインテルは、複数の若手を加えて再出発を図る。

構成●THE DIGEST編集部

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