日本代表

三笘薫に“別れの予感” 地元紙「ファンは残留を願っている」と来季陣容に加えるも…CL出場クラブへの移籍報道が続々

THE DIGEST編集部

2025.06.10

CL出場クラブから続々とオファーが届く三笘。地元紙も来季の移籍はやむなしとみているようだ。(C) Getty Images

 ブライトンの三苫薫は2024-25シーズン、欧州挑戦から初めてリーグ2桁得点(10点)に到達し、そのひとつであるプレミアリーグ第25節チェルシー戦での見事なトラップからのドリブルシュートはリーグの「ゴール・オブ・ザ・シーズン」にもノミネートされるなど、ゴールだけを見ても「量と質」を両立させたシーズンとなった。

【動画】三笘薫の極上トラップからのゴラッソも! 24-25シーズンゴール集
 やや鳴りを潜める時期もあったが、シーズン終盤はピッチに立てば必ず決定的な仕事を果たした背番号22には各方面から賛辞が寄せられた。ブライトンのクラブ専門メディア『WE ARE BRIGHTON.COM』は、この日本代表アタッカーを5月の「最優秀選手」に選定し、その働きぶりを称えている。

 4月のクリスタル・パレス戦で激しいプレーを受けて以来、体調が万全とは言えない状態が続いていたことで、ファビアン・ヒュルツェラー監督によって出場時間が慎重に管理されてきた「日本の『弾丸列車』」(同メディア)は、5月の最初の試合となったニューカッスル戦ではメンバー入りすらせず、その後、ウォルバーハンプトン戦、リバプール戦、トッテナム戦ではいずれも途中出場に止まった。

 そしてこの3試合について同メディアは、「この『途中出場』が凄かった。特にプレミアリーグ王者とヨーロッパリーグ王者を相手にした2試合では。まるでトロフィー獲得の祝勝会の酔いから覚めていないような相手よりも悪い内容だったブライトンが、彼の登場によって一変したのだ」と綴り、10点満点の採点では単独最高となる「7.89」を付与している。

 同メディアはまた、今季のシーズンレビューにおいても彼を「シーズンMVP」の候補6人のひとりに挙げ、「シーズン最後の月、毎試合途中出場で流れを変えていたことにより、『三笘がいるブライトン』と『三笘がいないブライトン』の違いが浮き彫りになった。彼は今季、公式戦11ゴール・4アシストを記録し、他のブライトンの選手には真似できないような圧巻のプレーを何度も見せてくれた」と、ノミネート理由を明かした。
 
NEXT
PAGE
来季陣容には三笘の名も…果たして、移籍か残留か?