クラブ・ワールドカップのグループステージ2日目、バイエルンがニュージーランドのオークランド・シティを10-0の大差で下して白星スタートを切っている。
【動画】圧巻のゴールラッシュ! バイエルンが10発快勝
世界有数の強豪と、クラブW杯の常連(世界最多の13回出場)といえども完全なプロチームではないオセアニアクラブとの対戦ということで、興味は勝敗ではなく、バイエルンがどれだけ相手を圧倒し、何点差をつけるかにあったが、結果は同コンペティションにおける最多得点差だった2021年大会のアル・ヒラル対アル・ジャジーラ(6-1)を大幅に更新するものだった。
6分のキングスレイ・コマンの先制ゴールを皮切りにゴールラッシュを展開したバイエルンは、ジャマル・ムシアラがハットトリックを達成し、今季限りでバイエルンを退団するトーマス・ミュラーが2ゴールで観客から大きな拍手を受けるなど、多くの見せ場を創ったが、ドイツのスポーツ紙『kicker』は「バイエルンは大会を完璧な形でスタートさせた。理想的な開幕戦で、早い段階で主力を温存することができた上、チームは最後まで集中を切らさず、得失点差をしっかりと稼いだ」と伝えている。
もっとも、同メディアは勝利そのものより、「コマン、ヨナタン・ター、レナート・カール、ダヨ・ウパメカノ、ムシアラ、そして6人の選手にとっては特にプラスとなる出来事があり、今後に向けてそれぞれの自信となり、チーム全体にとっても今後に良い影響をもたらしそうだ」と、別の観点からこの大勝劇に価値を見出しているようだ。
一方、同国の日刊紙『Bildは、「ドイツ王者は、最初の20分でニュージーランドのアマチュアチームを相手に試合を支配し、90分間を通して主導権を握った。バイエルンは真剣なパフォーマンスを見せ続けるなど、常にプレーに意欲的であり、相手に全く攻められることもなかった」と、格下相手にも決して手を抜かなかったその姿勢を評価している。
対して、これでもかというほどに打ちのめされたオークランド・シティの母国メディア『The New Zealand Herald』紙は、「ドイツの選手たちはあらゆる面で半歩ずつ速かった。パス、動き、プレスの強度と、全てにおいて圧倒していたため、試合の一瞬一瞬が戦いだった。しかしこの厳しいスコアにもかかわらず、オークランド・シティには称賛すべき点もあった。守備では一時的にまとまりを見せ、コンパクトな陣形を保とうと奮闘していた」と、自国チームの良い点にも言及した。
また、「特に前半は、ボールを保持する余地がほとんどなく、奪ってもすぐにバイエルンが取り返すという展開が続いた。そんな中での、オークランドの戦術には批判もあるだろう。10人以上を自陣に引いてブロックを敷いたため、さらにバイエルンの圧力を招いたとも言える。ただし、バイエルンのようなあらゆる位置から脅威を与えられるチームに対して、他に選択肢があったかは疑問だ」とも付け加えている。
【動画】圧巻のゴールラッシュ! バイエルンが10発快勝
世界有数の強豪と、クラブW杯の常連(世界最多の13回出場)といえども完全なプロチームではないオセアニアクラブとの対戦ということで、興味は勝敗ではなく、バイエルンがどれだけ相手を圧倒し、何点差をつけるかにあったが、結果は同コンペティションにおける最多得点差だった2021年大会のアル・ヒラル対アル・ジャジーラ(6-1)を大幅に更新するものだった。
6分のキングスレイ・コマンの先制ゴールを皮切りにゴールラッシュを展開したバイエルンは、ジャマル・ムシアラがハットトリックを達成し、今季限りでバイエルンを退団するトーマス・ミュラーが2ゴールで観客から大きな拍手を受けるなど、多くの見せ場を創ったが、ドイツのスポーツ紙『kicker』は「バイエルンは大会を完璧な形でスタートさせた。理想的な開幕戦で、早い段階で主力を温存することができた上、チームは最後まで集中を切らさず、得失点差をしっかりと稼いだ」と伝えている。
もっとも、同メディアは勝利そのものより、「コマン、ヨナタン・ター、レナート・カール、ダヨ・ウパメカノ、ムシアラ、そして6人の選手にとっては特にプラスとなる出来事があり、今後に向けてそれぞれの自信となり、チーム全体にとっても今後に良い影響をもたらしそうだ」と、別の観点からこの大勝劇に価値を見出しているようだ。
一方、同国の日刊紙『Bildは、「ドイツ王者は、最初の20分でニュージーランドのアマチュアチームを相手に試合を支配し、90分間を通して主導権を握った。バイエルンは真剣なパフォーマンスを見せ続けるなど、常にプレーに意欲的であり、相手に全く攻められることもなかった」と、格下相手にも決して手を抜かなかったその姿勢を評価している。
対して、これでもかというほどに打ちのめされたオークランド・シティの母国メディア『The New Zealand Herald』紙は、「ドイツの選手たちはあらゆる面で半歩ずつ速かった。パス、動き、プレスの強度と、全てにおいて圧倒していたため、試合の一瞬一瞬が戦いだった。しかしこの厳しいスコアにもかかわらず、オークランド・シティには称賛すべき点もあった。守備では一時的にまとまりを見せ、コンパクトな陣形を保とうと奮闘していた」と、自国チームの良い点にも言及した。
また、「特に前半は、ボールを保持する余地がほとんどなく、奪ってもすぐにバイエルンが取り返すという展開が続いた。そんな中での、オークランドの戦術には批判もあるだろう。10人以上を自陣に引いてブロックを敷いたため、さらにバイエルンの圧力を招いたとも言える。ただし、バイエルンのようなあらゆる位置から脅威を与えられるチームに対して、他に選択肢があったかは疑問だ」とも付け加えている。
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