FIFAクラブワールドカップのグループステージ第２節が終了した時点で、印象的だったのは南米勢の好調ぶりだ。

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　今大会では、ブラジルからパルメイス、フラメンゴ、フルミネンセ、ボタフォゴ、アルゼンチンからリーベル・プレート、ボカ・ジュニオルスの６チームが出場し、ここまでの計12試合での成績は７勝４分け１敗。現時点で、ボカを除く５チームがグループの首位に立っている。

　唯一の黒星は、ボカが強豪バイエルンに１-２で敗れたグループCの一戦だが、逆に欧州の強豪相手にも番狂わせを演じ、グループBで昨季の南米（コパ・リベルタドーレス）王者であるボタフォゴがチャンピオンズリーグ（CL）王者のパリ・サンジェルマンを１-０で下して世界を驚かせると、グループDではフラメンゴがチェルシーを３-１で撃破した。
  　パリSG戦で決勝点を挙げたイゴール・ジェズスは、「この勝利は、ブラジルの選手、そして指導者たちのクオリティーを示すものだ。ブラジルはこれからも、世界のサッカー界で存在感を発揮し続ける」とこの勝利を誇り、フラメンゴのフィリペ・ルイス監督は「誰でも勝てるのがサッカーであり、南米のチームが勝っても驚くことはない」と語っている。

　後者はまた、「欧州のクラブにとって、このアメリカの気候は慣れない環境だが、それを差し引いても南米のクラブは競争力が高い。そして、ピッチの状態や気候など、南米のクラブは様々な条件への適応にも慣れている」と、南米クラブの強みを指摘した。

　ブラジルの総合メディア『Globo』は、「開幕前には、ブラジルと欧州のクラブとの間には大きな実力差があると想像されていたが、実際には異なる結果が見られている。これは、ブラジル・サッカーが欧州のエリートクラブと戦うレベルにあることを意味しているのだろうか？」と綴り、この疑問に対する英国公共放送『BBC』のチェルシー担当レポーター、ニザール・キンセラ氏の回答を紹介している。