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海外サッカー

「移籍に関しては常に計画性がある」 ブライトンは的確かつ迅速な補強を早くも完了と英紙! 今夏の三笘薫は「適正価格のオファーあれば放出」

THE DIGEST編集部

2025.06.24

適正価格のオファーがあれば、三笘の売却もあり得るという。(C)Getty Images

適正価格のオファーがあれば、三笘の売却もあり得るという。(C)Getty Images

 ブライトンは6月17日にイタリアU-21代表DFのディエゴ・コッポラが加入したことを発表したが、すでにサンダーランドから19歳のFWトミー・ワトソンを1000万ポンド(約20億円)、さらにギリシャU-21代表FWのハラランポス・コストゥラスを3000万ポンド(約59億円)でそれぞれ獲得しており、さらにPSVとの契約が満了してフリーとなるオリビエ・ボスカリも、間もなく「シーガルズ」の一員になるという。

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 英国の日刊紙『The Guardian』は、ブライトンの今オフの動きを「まさに早期決着のビジネス」と表現。しかし、「昨夏は約2億ポンド(約390億円)という欧州最多の純支出を記録したブライトンだが、トニー・ブルーム会長は今後この補強ラッシュは収束に向かうとの見方を示している」と伝えている。

 彼が「すでに少し動いてはいるが、今後の移籍市場で多くの動きはないと思う」と明かしたのは、移籍予算の制約という事情だけでなく、ファビアン・ヒュルツェラー監督による5月の発言も影響しているようだ。このドイツ人指揮官はクラブに対して、「よりフィジカルな選手が必要だと訴えると同時に、大きな変化は好まない」とも語った。

「昨夏の6選手の大型補強のうち、フィットできたのはジョルジニオ・リュテールとヤンクバ・ミンテくらいで、『他の選手たちは苦しんだ』とヒュルツェラー監督は明かした。『怪我を抱えた者、プレミアリーグの強度に順応できない者、文化の違いに悩む者……ただ、彼らも来季には、次のステップへ進めると思う』と語っている」
 
 現有戦力が新シーズンでもチームの中心となると見られるブライトンだが、同メディアはこのクラブの補強体制を支える、特異なスカウト部門にも注目。元スコットランド代表DFのデイビッド・ウィアが責任者を務めるこの部門では、ブルーム会長と彼の所有する会社によって開発された独自のアルゴリズムによる最先端データを活用している。

「昨年、3人のフルタイムスカウトを解雇し、データ重視へと大きく舵を切った判断は、スカウト界隈に波紋を呼びつつも、時代の流れを象徴するものだった。過去3シーズンで3億2000万ポンド(約630億円)以上の移籍金を回収していることからも、このモデルが今後も続くのは間違いない」

 同メディアは、クラブ関係者の「何を探し、どこを目指すのかを明確に理解していることが重要だ。(ブライトンは)若くてポテンシャルの高い選手にシフトし、それを優れた監督たちが上手く活かしてきた。その結果、誰もが想像したよりも早く、プレミアリーグで成功できた。それこそが、我々のデータが市場をリードする存在となった要因だろう。(中略)『今こそ本気で動くべきだ』と判断できる明確さが、我々にはある」とのコメントを紹介し、彼らの自信の大きさを強調する。
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