現地6月30日に行なわれたFIFAクラブワールドカップのラウンド・オブ16で、サウジアラビアのアル・ヒラルが延長戦の末に強豪マンチェスター・シティを4-3で下す番狂わせを演じてみせた。
【動画】4-0でパリSGが勝利! インテル・マイアミ戦ハイライト
開始9分にベルナルド・シウバのゴールで失点を喫するも、後半に入ってすぐに多重攻撃からマルコス・レオナルドが頭で押し込んで追いついたアル・ヒラルは、52分にはカウンターからマウコムが抜け出して逆転のドリブルシュート。3分後にCKからアーリング・ハーランドの同点ゴールを許して延長戦に突入したが、94分にCKをカリドゥ・クリバリが頭で合わせて勝ち越し、104分の失点(フィル・フォーデン)から8分後、M・レアンドロがこぼれ球に反応して決勝点を奪った。
マンCに69%のボールポゼッションを許し、倍近いシュート(17本対30本)を撃たれたが、守備ではGKボノが再三のピンチで好守を連発し、攻撃では少ないチャンスは逃さなかった。大会開幕の直前に就任したばかりのシモーネ・インザーギ監督は、「勝つには、何か途轍もないことをしなければならないと分かっていたが、選手たちは今夜、それをやってのけた。本当に素晴らしい出来だった」とチームを称賛し、以下のように続けている。
「まるで酸素ボンベなしでエベレストを登るような試合だったが、それを成し遂げた。全ての選手が、ボールを持っている時も、そうでない時も、完璧にプレーしてくれた。今夜は、ペップ・グアルディオラ率いるチームを相手に成し遂げたこの偉業を、しっかり味わうべきだ。選手たちが注いだハートには、ただただ感動している。まだ一緒に活動するようになってから3週間も経っていないが、選手たちの取り組みのレベルは本当に高い。努力がしっかり伝わってきた。監督として、こんなに嬉しいことはない」
グループステージ初戦でレアル・マドリーと1-1で引き分けて世界を驚かせたアル・ヒラルが再度披露した番狂わせ。AFC(アジア・サッカー連盟)は公式サイトで「今大会最大のアップセット」「西アジアサッカー史上最大の勝利のひとつ」と表現し、「自信満々で臨んだペップのマンCが、インザーギ新監督の下で気迫と決意に満ちたアル・ヒラルに敗れた」と伝えた。
母国サウジのメディアもこの大金星を称賛。日刊紙『Al-Bilad』は「サウジ・サッカーの歴史的快挙」、『Al Eqtisadiah』紙は「アル・ヒラルに世界が驚愕」とそれぞれ報じ、『Okaz』紙は「アラブのクラブが、欧州や南米の強豪を相手に、たった1点を奪っただけで歓喜していた時代から、いまや内容でも結果でも圧倒するようになった、その変化の正体は何なのか? 答は簡単だ。それはサウジのスポーツプロジェクトがついに世界のサッカーシーンで頭角を現わしたということである」と綴り、賛辞を続けている。
【動画】4-0でパリSGが勝利! インテル・マイアミ戦ハイライト
開始9分にベルナルド・シウバのゴールで失点を喫するも、後半に入ってすぐに多重攻撃からマルコス・レオナルドが頭で押し込んで追いついたアル・ヒラルは、52分にはカウンターからマウコムが抜け出して逆転のドリブルシュート。3分後にCKからアーリング・ハーランドの同点ゴールを許して延長戦に突入したが、94分にCKをカリドゥ・クリバリが頭で合わせて勝ち越し、104分の失点(フィル・フォーデン)から8分後、M・レアンドロがこぼれ球に反応して決勝点を奪った。
マンCに69%のボールポゼッションを許し、倍近いシュート(17本対30本)を撃たれたが、守備ではGKボノが再三のピンチで好守を連発し、攻撃では少ないチャンスは逃さなかった。大会開幕の直前に就任したばかりのシモーネ・インザーギ監督は、「勝つには、何か途轍もないことをしなければならないと分かっていたが、選手たちは今夜、それをやってのけた。本当に素晴らしい出来だった」とチームを称賛し、以下のように続けている。
「まるで酸素ボンベなしでエベレストを登るような試合だったが、それを成し遂げた。全ての選手が、ボールを持っている時も、そうでない時も、完璧にプレーしてくれた。今夜は、ペップ・グアルディオラ率いるチームを相手に成し遂げたこの偉業を、しっかり味わうべきだ。選手たちが注いだハートには、ただただ感動している。まだ一緒に活動するようになってから3週間も経っていないが、選手たちの取り組みのレベルは本当に高い。努力がしっかり伝わってきた。監督として、こんなに嬉しいことはない」
グループステージ初戦でレアル・マドリーと1-1で引き分けて世界を驚かせたアル・ヒラルが再度披露した番狂わせ。AFC(アジア・サッカー連盟)は公式サイトで「今大会最大のアップセット」「西アジアサッカー史上最大の勝利のひとつ」と表現し、「自信満々で臨んだペップのマンCが、インザーギ新監督の下で気迫と決意に満ちたアル・ヒラルに敗れた」と伝えた。
母国サウジのメディアもこの大金星を称賛。日刊紙『Al-Bilad』は「サウジ・サッカーの歴史的快挙」、『Al Eqtisadiah』紙は「アル・ヒラルに世界が驚愕」とそれぞれ報じ、『Okaz』紙は「アラブのクラブが、欧州や南米の強豪を相手に、たった1点を奪っただけで歓喜していた時代から、いまや内容でも結果でも圧倒するようになった、その変化の正体は何なのか? 答は簡単だ。それはサウジのスポーツプロジェクトがついに世界のサッカーシーンで頭角を現わしたということである」と綴り、賛辞を続けている。
関連記事
- インテル、格下のはずの相手に完封負けでクラブW杯16強止まり…主将ラウタロは自チームに怒り、伊紙は「悲しみ・驚き・疲労が入り混じった夜」
- 「我々は良い印象を残せた」 メッシ、古巣相手に大敗喫したマイアミのクラブW杯をポジティブに総括! 開催国メディアは現状の彼を「老人ホームの元プレイボーイ」
- パルク・デ・プランスの「主」は誰に!? パリSGの本拠地移転プロジェクトにはサポーター、候補地の住人、国内外メディアから反発や懐疑的な見方が…
- 「選手たちを破壊しかねない」マンC・グアルディオラ監督がクラブW杯を非難! 休養不足、新シーズンへの影響を懸念「ひどい状況だ。疲れ切っている」
- クラブW杯の前半戦を彩った「ベストプレーヤー」を開催国メディアの8人の記者が選定! 一番人気はフルミネンセのMF「彼のFKが気に入った」