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海外サッカー

日本人選手に明暗くっきり! CL予選敗退のフェイエノールト、2得点の渡辺剛に最高評価も…逸機の上田綺世に「質の問題」と酷評

THE DIGEST編集部

2025.08.14

 一方、このCLの2戦ではゴールを奪えずに終わった日本代表FWの上田綺世。蘭メディア『Voetbal Primeur』は「ストライカーとしてまずまずのプレーを見せ、見事なドリブルから惜しくもゴールになりそうな場面もあった。しかし、それ以外では相手守備陣によってほぼ完全に封じ込められ、ハイライトに残るような場面はなかった。2-2に追いつける決定的チャンスで“英雄”になれたかもしれなかったが、ボールコントロールがあまりにも悪く、その機会を逃してしまった」と評し、採点は及第点に満たない「5」止まりだった。
 
 80分にルチアーノ・ヴァレンテのスルーパスに抜け出してGKと1対1の決定機を迎えるも、拙いトラップでこれを逸した場面に対しては、多くの有識者が言及している。日刊紙『AD』のショールト・モッソウ氏は「あのトラップは悪かった。これがトップストライカーとそうでない選手の差だ」と酷評。スポーツ専門チャンネル『ESPN』の番組『Voetbal Praat』では、ケース・クワクマン氏が「もっと良いトラップをしないと。どちらの足でも構わないが、とにかくこのプレーよりは良くなければならない」と指摘している。

 そしてオランダのスポーツ専門チャンネル『Ziggo Sport』では、かつてトゥベンテやドイツのシャルケでストライカーとしてプレーしたユーリ・ムルダーが「フェイエノールトには何度かチャンスがあったが、決めきれなかった。そこが差だ。そしてそれは、クオリティーの問題でもある。フェネルバフチェのエン=ネシリやジョン・デュランは、上田とは別のレベルだ。上田はペナルティーエリア内でボールを上手く収められなかった」と振り返り、さらに厳しいコメントを続けた。

「上田は良い動きをしていたが、アウトサイドでボールをトラップしてしまった。ステップの取り方を工夫して、ワンタッチでシュートに持っていけるようにすべきだった。本当に優れたストライカーなら、少なくともシュートを打てる状況は作れたはずだ。正直、彼にはあまり説得力がない。(中略)私には、上田が本当に大成できるかどうかは分からない。このレベルでは少し物足りないと思う。オランダ国内では通用するかもしれないが、技術的な限界は見えている」

 ゴールという結果を出せず、最高峰の舞台を掴み損ねてしまった上田。はたして今後、ELや国内リーグで汚名返上の活躍を披露できるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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