マリナキス氏はロンドンでのフォレストの試合には頻繁に足を運んでおり、所有するギリシャのクラブ、オリンピアコスがアステラス・トリポリスとのホーム開幕戦を迎えるのは土曜日の夜ということで、パレス戦とは日程は被らない。もしセルハースト・パークを訪れる場合、慣例通り、専属の警備員が同行する予定だという。
  　同メディアは、「フォレストの安全・警備チームもパレス側と協議し、リスクの程度を見極めている。両クラブの間に確執はあるものの、パレスはマリナキス氏を役員室に迎える意向を明らかにしている」と報道。また、ロンドン警視庁・報道担当者の「パレス対フォレスト戦には警察官が配置される。我々の最優先事項は、ファンおよび一般市民の安全確保であり、状況を注視し続ける」との声明を紹介している。

　EL出場権をめぐり、再びネガティブな面で注目されることとなったパレス。同メディアは、「ECL降格は、燃え盛る不当感とは裏腹に、パレスには明確な利点もある。欧州で成功を収めるのに、これ以上の好機はおそらく二度とないということだ。プレミアリーグのクラブであれば、欧州第三のカップ戦で優勝候補筆頭と見なされるのは当然だ。その財政的優位性は他の出場クラブを大きく上回るからだ」と、彼らの置かれた状況をポジティブにも捉えている。果たしてこのクラブに今後、今回の件がどれだけ影響を与え続けるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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