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海外サッカー

「“忠誠心”は存在しないが“偽善”は…」 イサクとニューカッスルの移籍をめぐる対立の本質を現地メディアが指摘!「サッカーは無慈悲なビジネス」

THE DIGEST編集部

2025.08.23

 そして、イサクについては「彼のゴールはニューカッスルを2度のチャンピオンズ・リーグ出場に導き、また今年3月にはカラバオカップ決勝でも得点し、リバプールを破って70年ぶりの国内主要タイトルをもたらす大きな役割も果たした。ゆえに彼は、2022年にクラブがレアル・ソシエダに支払ったクラブ史上最高額の移籍金6300万ポンド(約108億円)に見合う以上の成果をすでに返したと主張できる」として、以下のようにも続けている。
 
「しかし、その成功にもかかわらず、彼には現在、高額な新契約が与えられていない。そして移籍市場でエディ・ハウ監督率いるチームを大幅に強化するクラブの動きも目にしていない。イサク自身はニューカッスルで、一段上のレベルに到達したが、クラブは彼に追いつけなかった。ケインやファン・ペルシーがスパーズやアーセナルで同じ経験をし、最終的に移籍を選んだように、彼が才能を他所で発揮したいと望むのも正当化される。たとえ、そのやり方が印象を悪くし、評判を損なうものであったとしてもだ」

 また同メディアは、「サッカーに忠誠心が存在しない一方で、『偽善』に不足はない」との表現でラスムス・ホイルンドを取り上げ、「彼自身はマンチェスター・ユナイテッド残留を公言し、ポジション争いを望んでいる。22歳の彼はマンUの生粋のファンで、夢のクラブでの挑戦を諦める気はない。しかしクラブは帳簿を整えるために彼を放出したがっており、ミランがセリエA復帰の用意を整えている。彼はファンが求める忠誠を示しているのに、クラブにとってはビジネスが優先されるのだ」と指摘する。

 同様のケースは、多くの関心を示されながらも「契約最終年をセルハースト・パークで戦い抜く準備をしている」クリスタル・パレスのDFマルク・グエイにも当てはまる。クラブ史上初のメジャータイトルであるFAカップをキャプテンとしてもたらした功労者が残留を望んでいるにもかかわらず、スティーブ・パリッシュ会長が今月初めに「グエイがフリーで退団するのは我々にとって問題だ」と語るなど、クラブ側が移籍金を選択する例は枚挙にいとまがない。

 そして同メディアは改めて、「イサクは今夏、現代サッカーの全ての病巣を体現するかのように、最大の悪役に仕立てられるかもしれない。しかし忠誠は、この競技においては双方向で作用する。サポーターは感情だけで動くが、選手やクラブにとって、サッカーは無慈悲なビジネスなのだ。イサクは最後の『移籍を望む選手』にはならないし、ホイルンド、グエイらのように、望む望まざるに関わらず、クラブの財政の犠牲になる者は今後も現われるだろう」と綴っている。

「クラブに主導権を握らせず、自分の意志を貫ける選手はほんの一握りだ。しかし今、この瞬間、彼はその力を有しており、そしてそれを行使している」(同メディア)というイサクの去就がいかなる結末を迎え、それが今後のクラブと選手の関係にどれほどの影響を与えるのかが興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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