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海外サッカー

イサクがプレミア史上最高額でリバプールへ加入 → すでに活躍中のエキティケに与える影響は!? 英紙が2人のCFの「共存方法」を検証

THE DIGEST編集部

2025.09.03

「もしアルネ・スロット監督がより伝統的な4-4-2を採用すれば、イサクとエキティケが最前線で並んでプレーし、モハメド・サラーとコディ・ガクポが伝統的なウィングの役割を担うだろう。しかし、指揮官はそうしたフォーメーションを使う兆しを全く見せていない」

『INDEPENDENT』によれば、「トップクラブの多くは4-3-3、あるいはスロット監督が昨季、大きな効果を上げた4-2-3-1のバリエーションを好む傾向がある。現代のプレミアリーグで、2トップを並べるチームはほとんどない。リーグはより目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が主流となる中で、中盤での人数の重要性がますます高まっているからだ」と説明し、リバプールの前線の並びを以下のように展望する。

「スロット監督が自身の好むフォーメーションを崩さないと仮定すると、最も可能性が高いのは、イサクがCFに入り、左サイドにエキティケかガクポのどちらかが配置される形だ。エキティケはこれまで、左サイドでは9試合しかプレーしていないが、CF起用の際もしばしば左に流れてから中央へ切り込む動きを見せており、昨季ヨーロッパリーグのトッテナム戦でも大きな効果を発揮していた」

 エキティケに関しては、ガクポやルイス・ディアスのような純粋なウィンガーではないものの、内側に切り込むプレースタイルはガクポと非常に似ており、彼を獲得する前に、スロット監督がこの点に注目していた可能性がある」と適性があると認めるが、もしウィング起用が選択肢から外れる場合、彼らが「控え要員として獲得されたわけではない」と判断できるため、指揮官が頭を悩ませそうだとも指摘する。
 
「エキティケはセカンドストライカーとして出場できるのか? 彼はフランクフルトで何度かそうした役割を担い、オマル・マルムーシュと組んでプレーした経験がある。しかしここでの問題は、チーム内の他の選手たちである。サラーは事実上外せない存在であり、ヴィルツもベンチを温める可能性は低い。戦術的には前述の4-4-2やその変形で臨むパターンもあるが、どちらもスロット監督がこれまでアンフィールドで築き上げてきたバランスを提供しない。守備面で幾つか疑問もあるため、3バックや5バックへ移行する可能性も低い」

 もっとも、リバプールが今季、各カップ戦でいずれも上位に進出すれば計60試合を戦う見込みとなり、またイサクが2022-23シーズンから計39試合で欠場したという統計が示すように、怪我の多い選手でもある。したがって同メディアは、いずれにせよエキティケがイングランドでのデビューシーズンで多くの出場機会を獲得する(それも“本来のポジション”で)のは確実であると見ている。

 今季は「4冠」を目指す上でスロット監督が対戦相手に応じて柔軟に戦術を変える必要性に迫られるケースもある。そのため、エキティケには前線の様々なポジション、より低い位置でのプレーを求められる可能性もあるという。はたして、いかなる起用法となるのか。エキティケは、チームの重要なキーマンとなるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】リバプールがイサクと契約!「歴史を作りたい」
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