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日本代表

「W杯を前に極めて重みのある勝利」 日本代表の鮮やかなブラジル代表初撃破に各国メディアが注目! セレソンメンバーからも「本当に強いチーム」と賛辞

THE DIGEST編集部

2025.10.16

 一方、オランダでは日刊紙『De Telegraaf』が同国のリーグでプレーする上田に注目し、「フェイエノールト所属のストライカーが、ブラジル相手に劇的な勝利を収める上で英雄的な役割を果たした」、ニュース専門サイト『MU』も「相手を圧倒するストライカーのヘディングシュートを、GKウーゴ・ソウザは防げず。上田は改めて、その好調ぶりを証明した」と綴っている。

 スペインのスポーツ紙『MARCA』は、序盤の日本について「サムライブルーはブラジルの攻撃的な4-2-4システムを意識して、守備時には5-3-2に変化する3-4-3を採用。南野は守備時に中盤まで下がる役割を担った。この戦術が功を奏し、日本はブラジルの攻撃をほぼ完璧に封じ込めた」と、その戦いぶりをポジティブに評した。

 その後、セレソンの好連係から2点を失った日本だが、同メディアは「後半に入ると試合展開はまるで別物になった。日本は決して諦めず、ブラジルに対して息の詰まるようなプレッシングを仕掛けた」として、これが怒涛の反撃に繋がったと指摘。そして、「日本にとっては、史上初めてブラジルに勝利した歴史的な一戦であり、ワールドカップを目前に控えた中で、極めて重みのある勝利となった」と記事を締めている。
 
 イタリアのスポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』も、「日本は後半、ブラジルの攻撃を完全に封じ込めた中で、52分から71分の間に逆転を果たした。これまでブラジル戦での勝利が一度もなかった日本にとって、この勝利は士気を高めるものとなった」と、単なるテストマッチの一勝には収まらないものだと指摘した。

 最後に敗れたブラジルの『Globo』は、敗因を検証する記事の中で「日本は韓国よりもはるかにブラジルを苦しめた。5バックの守備ラインを敷いたが、よりコンパクトで、マークも集中していた。後半に入るとブラジルのパフォーマンスが急落し、F・ブルーノが痛恨のミスを犯して最初の失点に繋がると、日本は勢いづき、ブラジルを追い詰め始めた」と、対戦相手のパフォーマンスを振り返っている。

 そして、同国のスポーツ紙『lance!』は、「ブラジルを逆転で下した日本代表は、W杯優勝経験国を相手に5試合連続で負けなしという記録を達成した」と報道。「森保一監督率いるチームは、すでに2022年に印象的な記録をスタートさせていた。ドイツとスペインをいずれも2-1で撃破したのが始まりだ。その後、2023年3月の親善試合でウルグアイと1-1で引き分け、さらに同年9月には再びドイツを驚かせて4-1の大勝。ハンジ・フリック監督解任を誘発した――」と、その軌跡を紹介した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】日本が南野、中村、上田のゴールでブラジル相手に逆転で初勝利!
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