前出の『sportnieuws.nl』も、「アルメロでの、フェイエノールトのゴールショー。上田はわずか45分間の出場にもかかわらず、得点ランキングで堂々トップに立っている。止まることを知らないこの日本人ストライカーは、まさにリーグ王者最有力候補の地位へと大きく歩みを進めているフェイエノールトを象徴する存在である」と絶賛する。
 
そして、「サンティアゴ・ヒメネスが退団した際、フェイエノールトの最前線を任された上田に期待する者はほとんどいなかった。しかし、ファン・ペルシ監督が指揮を執り、同郷の渡辺が加入したことで、上田はフェイエノールトの絶対的ストライカーとして揺るぎない地位を築いた。彼はエールディビジの得点王争いで他を圧倒しており、９試合で挙げた11ゴールという数字は、２位に居並ぶストライカー（７選手が５ゴール）の倍以上にあたる」と報じた。

　メディアだけでなく、選手OBからの評価も高く、オランダ放送協会「NOS」の番組『NOS Studio Voetbal』では、元オランダ代表のイブラヒム・アフェライが「彼が触れるもの全てが黄金に変わる」と、上田に最大級の賛辞を贈っている（フェイエノールト専門サイト『FR-FANS.NL』より）。

「彼は完全に開花し、信頼に応える活躍を見せている。今のフェイエノールトが擁するストライカーの中では、彼がベストだ。１点目のシュートは見事だった。ボールが相手GKから外へと逃げるようにカーブし、物凄いスピードがあった。２点目も、上手く相手の前に入り込んで決めている。彼は自信に溢れている。（中略）フェイエノールトにとって、彼は非常に重要なピースだ」

構成●THE DIGEST編集部

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