Point3:決勝のスタジアム
アタテュルク・オリンピック・スタジアム(イスタンブール/トルコ)
●オープン:2002年7月31日
●収容人数:7万6,092人
●ピッチサイズ:105×68メートル
2019-2020シーズンのファイナルの会場に選ばれたのは、イスタンブールのヨーロッパ側にある多目的スタジアム、『アタテュルク』だ。2008年のオリンピック招致を目的に2002年に建設され、2004年にUEFAの5つ星に認定されたトルコ最大規模のスタジアムで、所有者はトルコ共和国。したがって、特定クラブの本拠地ではない(現在はベジクタシュがダービーマッチでのみ使用している)。
CL決勝の会場となるのは今回が二度目。前回行なわれた2004-2005シーズンには、ミランが前半だけで3点を奪い、後半に追いついたリバプールが、PK戦の末に優勝を勝ち取るという、リバプールのファンにとっては「奇跡」、ミランのファンにとっては「悲劇」として記憶されるスペクタクルゲームが繰り広げられた。 Point4:選手登録のルール
【Aリストのルール】
●最大25名。うちふたりがGKであること。
●8人以上が「自国育成選手」、さらにそのうちの4人以上が「クラブ内育成選手」であること。
【Bリストのルール】
●シーズン開幕の21年前の年の1月1日以降に生まれた選手。(今シーズンなら1998年1月1日生まれ以降)
●15歳の誕生日以降、継続して2年以上当該クラブに所属歴がある選手
。
●16歳の選手の場合は、2年以上継続して在籍していれば登録可能。
●資格を満たしていれば人数は無制限。
各クラブがUEFAに提出するのは、以下のルールの中で作成されたAリストとBリストの2種類。Aリストの条件にある「8人以上の自国育成選手」を満たしていないユベントスは、ペナルティーとして登録人数の上限を22名に減らされ、マリオ・マンジュキッチとエムレ・ジャン(写真)のふたりが登録外となった。また、以前は冬の移籍期間に加入した選手が前所属クラブでCLに出場していた場合、新天地では出場できなかったが、昨シーズンからこの規制がなくなり、出場が可能になった。ただし、登録メンバーの変更は3人までとされている。
※自国育成選手=「クラブ内育成選手」と「協会域内育成選手」を合わせた総称。
※クラブ内育成選手の定義=15歳から21歳までの間に、国籍に関係なく、当該クラブに完全な3シーズン(開幕から最終節まで)、もしくは計36か月在籍した選手。
※協会域内育成選手=15歳から21歳までの間に、国籍に関係なく、当該クラブが所属する協会内のクラブに完全な3シーズン(開幕から最終節まで)、もしくは計36か月在籍した選手。
Point5:ユニホームの袖
CL出場チームのユニホームの右袖には、「スターボール」と呼ばれる大会公式球をモチーフにしたロゴマークがつけられる。ただ、唯一前シーズンの優勝チームだけが異なり、スターボールの代わりにトロフィーと優勝年が書き込まれた楕円形のバッジをつけてプレーする。写真は昨シーズンのラウンド・オブ16、アヤックス対レアル・マドリー戦のものだが、両チームの右袖のマークが異なっているのがわかるだろう。
一方、左袖には通常、UEFAがもっとも重視する「RESPECT」(敬意)の文字だけが入るが、写真のマドリーやアヤックスのように、数字の書き込まれたトロフィーのバッジがついているクラブもある。これはトロフィーの永久保持を認められたクラブの証で、数字は優勝回数を示す。「3連覇」か「5回の優勝」が永久保持の条件だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト10月3日号』より転載・一部修正
アタテュルク・オリンピック・スタジアム(イスタンブール/トルコ)
●オープン:2002年7月31日
●収容人数:7万6,092人
●ピッチサイズ:105×68メートル
2019-2020シーズンのファイナルの会場に選ばれたのは、イスタンブールのヨーロッパ側にある多目的スタジアム、『アタテュルク』だ。2008年のオリンピック招致を目的に2002年に建設され、2004年にUEFAの5つ星に認定されたトルコ最大規模のスタジアムで、所有者はトルコ共和国。したがって、特定クラブの本拠地ではない(現在はベジクタシュがダービーマッチでのみ使用している)。
CL決勝の会場となるのは今回が二度目。前回行なわれた2004-2005シーズンには、ミランが前半だけで3点を奪い、後半に追いついたリバプールが、PK戦の末に優勝を勝ち取るという、リバプールのファンにとっては「奇跡」、ミランのファンにとっては「悲劇」として記憶されるスペクタクルゲームが繰り広げられた。 Point4:選手登録のルール
【Aリストのルール】
●最大25名。うちふたりがGKであること。
●8人以上が「自国育成選手」、さらにそのうちの4人以上が「クラブ内育成選手」であること。
【Bリストのルール】
●シーズン開幕の21年前の年の1月1日以降に生まれた選手。(今シーズンなら1998年1月1日生まれ以降)
●15歳の誕生日以降、継続して2年以上当該クラブに所属歴がある選手
。
●16歳の選手の場合は、2年以上継続して在籍していれば登録可能。
●資格を満たしていれば人数は無制限。
各クラブがUEFAに提出するのは、以下のルールの中で作成されたAリストとBリストの2種類。Aリストの条件にある「8人以上の自国育成選手」を満たしていないユベントスは、ペナルティーとして登録人数の上限を22名に減らされ、マリオ・マンジュキッチとエムレ・ジャン(写真)のふたりが登録外となった。また、以前は冬の移籍期間に加入した選手が前所属クラブでCLに出場していた場合、新天地では出場できなかったが、昨シーズンからこの規制がなくなり、出場が可能になった。ただし、登録メンバーの変更は3人までとされている。
※自国育成選手=「クラブ内育成選手」と「協会域内育成選手」を合わせた総称。
※クラブ内育成選手の定義=15歳から21歳までの間に、国籍に関係なく、当該クラブに完全な3シーズン(開幕から最終節まで)、もしくは計36か月在籍した選手。
※協会域内育成選手=15歳から21歳までの間に、国籍に関係なく、当該クラブが所属する協会内のクラブに完全な3シーズン(開幕から最終節まで)、もしくは計36か月在籍した選手。
Point5:ユニホームの袖
CL出場チームのユニホームの右袖には、「スターボール」と呼ばれる大会公式球をモチーフにしたロゴマークがつけられる。ただ、唯一前シーズンの優勝チームだけが異なり、スターボールの代わりにトロフィーと優勝年が書き込まれた楕円形のバッジをつけてプレーする。写真は昨シーズンのラウンド・オブ16、アヤックス対レアル・マドリー戦のものだが、両チームの右袖のマークが異なっているのがわかるだろう。
一方、左袖には通常、UEFAがもっとも重視する「RESPECT」(敬意)の文字だけが入るが、写真のマドリーやアヤックスのように、数字の書き込まれたトロフィーのバッジがついているクラブもある。これはトロフィーの永久保持を認められたクラブの証で、数字は優勝回数を示す。「3連覇」か「5回の優勝」が永久保持の条件だ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
※『ワールドサッカーダイジェスト10月3日号』より転載・一部修正